2018年04月19日更新
できた!(やった!)の瞬間は、スポーツをより魅力的な機会に…
様々なスポーツに於いて、初心の時の「できない」は当然のことですね。 その「できない」こそ宝物で、失敗の先の「できた」に成長があると書かれています。 スポーツ教本を読んで改めて考えさせられました。 新しい技術に挑戦していて「できた」時には、感動に繋がるものがありました。 「できた!」という強い達成感を得るには、そこに至る過程での経験が関係している様です。 偶然できたよりも、苦労してできた事の方が達成感は強いはずです。 苦労する過程で、様々な経験を積み重ねているはずで、次への挑戦意欲も高まるに違いありません。 「できた」には、初級、中級、上級レベルの運動習熟度があるそうです。 初級者…・わかっていないけど「できた」⇒「考える」とまぐれが出ない。 ・まぐれでできたり、できなかったり⇒出来ると思ったのに「できない」 中級者…・わかって「できる」⇒成功ポイントを表現できる。 ・もう一回やってみる⇒確信を持って「できる」 上級者…・わかって「できる」⇒試合でも練習と同じ様に「できる」 ・自分に不利な条件下でも「できる」⇒失敗しそうに成っても、リカバリー能力を発揮し、成功へと導く。 まぐれは「紛れる」とも言いますが、スポーツ学では選手の混沌とした運動感覚世界の中に、成功する感覚的ポイントが紛れている状態を指します。 紛れているので、成功ポイントが見つからず、代わりに成功に繋がらない感覚的ポイントを意識したら、途端に出来なく成ってしまう。 中級選手のように運動感覚的にわかってできるレベルでは、 「手をここまで回したら」出来たというように感覚的ポイントを答えられる。 すなわち、「こうしたらできる」「こうなったらうまくいく」などという確信を持ってできる状態にあり、その動きが頭だけでなく体でも理解できた身体知の獲得です。 通常は、このレベルまでで完成形になりますが〜 試合の時の成功は、外見的には中級レベルと同じですが、どの様な条件下の中、緊迫した試合時も練習の様にできる。 つまり、自分に有利な条件下しか出来ないのではなく、不利な条件でも出来てしまうのが上級者と言われるといいます。 ここまで行かないと試合の勝者にはなりませんね ^^; プロ宣言をした「平野美宇選手」の「できた!」の積み重ねが書かれていました。 小さい頃、鶴の折り紙でも、母親より上手く出来ず、グチャグチャにしながらも、自分が納得するまで何度も開き直し折っていたという。 小学校1.2年の頃、友人のほうがかっこよく飛べている二重跳びを見て、卓球の休憩時にもビュンビュンと練習していたそうです。 結果、1年ぐらい続け、学年発表時には誰よりも上手に飛んでいたそうです。 平野美宇ちゃんは3歳11ヵ月から、母親の卓球教室入りをして練習し始めました。 母親のコーチは、何か出来る度に”やったね、できたね”と両手をとってジャンプしながら喜び、褒めたそうです。 「上手くできれば楽しいし、褒めてもらえる」 最初は母親に褒めてもらえるという思いが強かったが、その積み重ねでどんどん楽しくなった。 4歳の時に始めてでた試合で、会場も盛り上がる大人とのラリーで”美宇ちゃん、すごいね!!”声を掛けられた。 自分がうまくできれば周りが喜ぶ、どんどんのめり込んでいったとご両親のお話です。 又、連覇を逃した全日本選手権で悔しい思いを味わったがご両親の目は温かく、常勝する選手の様に平野選手も突き抜けたいと言っているが、勝ったり負けたりがスポーツの良さ。 負けたら悔しいですが、だから頑張って、又勝つ。 それでいい。 これからの大舞台で、世界の頂点に立ってくれると、疑うこと無く信頼を寄せるご両親の信じる心が、強い美宇選手の最大の秘密だと言えるでしょう!! できるためには、できないを経験しなければなりません。 失敗しなければわからない。 一人ひとりにそれぞれのスポーツがあり、それぞれの失敗があります。 だからこそ、自分が失敗しなければわからない事も沢山ありますね。 試行錯誤して、体を動かしラケットを振って、いずれは自分のものとし、試合でも表現できる様になりたいですね☆彡 |
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