2018年04月03日更新
「危険予知トレーニング」を再認知の必要性!
「危険予知トレーニング」って何んなのかを考えようという特集を目にしました。 この考え方は、介護現場、保育の現場では珍しくなく取り入れられているケースは少なくありません。 しかし、スポーツ界では認知度が低く、事故率を纏めた表では数年の事故発生率は変わっていないといいます。 種目別で2007年から2015年迄の表が載せられていました。 (2015年)〜(2007年) 1,アメリカンフットボール7.37〜10.83 2,ドッジボール 6.08 〜3.99 3,ラクビー 5.59 〜2.98 4,柔道 4.57 〜3.86 5.バスケットボール 3.75 〜2.82 6,ホッケー 3.75 〜1.63 7,ボクシング 3.73 〜1.15 8,バレーボール 3.50 〜2.85 9,軟式野球 3.35 〜2.96 10,相撲 3.34 〜2.17 ・ ・ ・ ・ 31,卓球 1.06 〜0.61 ・ ・ 65,クレー射撃 0.00 〜0.00 我が卓球は丁度真ん中にありました。 スポーツでは、事故率は少なくなっているもの多くなっているものがありますが、2007年からの順位はほぼ変わりはないようです。 スポーツにケガは付き物と考え流してしまいいがちではありませんか? 危機管理の察知は出来ていますか? 例えば体育館でコートを仕切るネットが天井からぶら下げられている。 床に達したネットに足を取られたり、滑ったことで転倒し頭を打ったりしてしまうことも考えられます。 打ちどころによっては大怪我に繋がる可能性が潜んでいます。 又、コートやグラウンドの広さには限りがあります。 それを上回る人数が参加していて、適切な人数を超えての接触などの事故も考えなくてはならないと思います。 大きな卓球大会では卓球ルールに則った競技領域「長さ14m、幅7m、高さ5m以上」なければならない。 と競技条件が確保されていますが、ローカル大会ではこれはありません。 以前は、参加者制限がなされておらず、特にダブルスではボールに集中していると隣との接触が多くヒヤッとしたものです。 最近は、往復はがき等で、参加可能人数で打ち切り、「参加可」や参加お断りの通知をする大会も多くなっています。 これも危険予兆察知、議論の上考えられた危険予知トレーニングにほかならないと思います。 又、卓球は雨でも雪でも天候にかかわらず、いつでも出来るという利点がありますが、暑さ寒さには大変な思いを経験しています。 光を遮るためにカーテンを引き、ボールの揺れを防ぐために風や空調を使用することが出来ません。 夏の猛暑では、熱中症で気分を損ねてしまう選手がいたりします。 寒さが厳しい時には、ラケットを振れば振るほど指先は冷たくなってしまいます。 寒い時の練習では、長いトレーニングパンツを履いたり、腕のサポーターをはめたり個人個人工夫をしているようです。 各スポーツでも選手自身が一番よく知っていることが多いと思います。 活動前に、チェックしたい点はおおよそ絞られていきます。 大別すれば、 「施設用具の管理」のハード面、 「健康管理」「身体能力」のソフト面、 「自然条件」の3つに分けられます。 危険軽視で起きた悲しい現実も5つのケースが書かれていました。 :1「打つ」「投げる」「蹴る」による物損 サッカーシュート、野球ホームランがフェンスが越えて家や車に当たり物損に繋がった。 :2テントが飛ばされる。 突風が原因の事故で、鋼鉄のフレームが大会参加者に当たってしまう。 この場合は、地域特性もあるので天候等強風予想を察知する。 :3 熱中症対策 特に夏場の活動はメニューなどをよく考え、こまめな水分を取るように心掛ける。 :4 監視や点呼を怠らない。 特にスイミングで起こりがちな事故。 :5 トレーニングマシンのベルトが切れる。 トレーニングマシンのベルトは、消耗があり日々点検をしないと大変な負傷に繋がると思われる。 自動車事故や、自然災害にしても、明日のことは分かりません。 スポーツの事故も同様のようです。 今までなかったから”大丈夫”という考えは、いますぐ捨てて危険予知トレーニングを考えていきたいと思います。 |
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