2018年02月26日更新
卓球W杯、若い女子チーム一丸で歴史の壁に挑んだ!!

写真:卓球W杯、若い女子チーム一丸で歴史の壁に挑んだ!!

2018ワールド卓球チームカップは最終日の決勝を迎えました。
平均年齢19歳チーム、決勝相手チームはやはり中国でした。

結果は…
①伊藤美誠/早田ひな 1-3丁寧/劉詩ブン
(-7、ー6、6、-8)
② 石川佳純 0-3  朱雨玲
(-5、ー7、-7)
③ 伊藤美誠 0-3  丁寧
(-7、ー9、-8)
④ 早田ひな----------朱雨玲
⑤ 石川佳純----------劉詩ブン

①のダブルス戦は、3ゲーム目に6点でゲームを取った。
ゲームカウント2対1で4ゲーム目になりました。
このゲームの6-10でマッチポイントまで迫った所で、中国の「タイムアウト」
中国にタイムアウトを取らせるほど、日本は中国に近づいて来ている事がうかがえました。


②石川佳純選手と朱雨玲選手の試合です。
誕生日を大会中で迎え25歳になったキャプテンの重圧の掛かる試合です。
相手朱雨玲選手は、バックハンドは上手く、相手の攻撃も守るのが得意な選手です。

石川選手の出だしは、緊張よりコースが上回っていました。
朱雨玲選手は、ドライブやバックの回転量が強いが、石川選手も以前よりバックハンドは速くなってきている。
中国が最も恐れる相手の日本戦だが、昨日までの試合と比べボールが1球多く返球されてきている。
そして、朱雨玲選手は以前の安定型から、攻撃型にも変化もしてきていた。

石川選手のレシーブは、3ゲーム目に入っても迷いが観られ、朱雨玲選手に先に攻められているシーンが多くなっていた。
そして、朱雨玲選手のバックハンドラリーは、強弱がついていてバック戦では打ち負けてしまう。
フォアハンドもゆっくりしたり色々なボールを送って来ている。

中国朱雨玲選手側は、7-10のマッチポイントを迎えた時には「タイムアウト」をとった。
朱雨玲選手も日本には負けたくない現れのようでした。

石川選手は、最後1本までも粘りは見せたが、バックラリー戦では1本多く返球できなかった試合でした。
結果、朱雨玲選手にストレート負けで伊藤選手に望みを託しました。


③全日本チャンピョンの伊藤美誠選手の相手は「丁寧選手」です。
伊藤選手は、丁寧選手を打って後ろに下げロビングを、何本かさせていたシーンも観られた。
しかし、丁寧選手とは身長差があり、コースを大きく振られている。

伊藤選手は磨いてきた速い回り込みで、臆する事無く相手フォアの深い所に豪快なスマッシュを決めた。
又、長いラリーに中には「みまパンチ」も交え、ラリーに打ち勝った場面もあったが…
9点と後2本迫るが、ゲームを奪えず2ゲーム連取された。

3ゲーム目は、伊藤選手が2-5で「タイムアウト」をとって流れを変えたい。
8-10、ネット対応を伊藤選手が上手くしのぎ入れたボールに、
丁寧選手は足を床で滑らせてしまった。

この時に中国チームは「タイムアウト」を取って休ませた。
タイムアウト明け、此の儘 伊藤選手の敗戦と同時に中国が優勝を飾りました。