2018年02月23日更新
「ワールドカップ団体2018」石川選手キャプテンのデビュー戦

卓球チームワールドカップ2018の初戦が、イギリスのカッパーボックスアリーナで始りです。
日本のグループリーグ初戦相手はアメリカです。
解説はアナウンサーの福澤氏と元平野早矢香選手です。

第一試合は…
伊藤美誠/早田ひな VS 
ウーユエ/ワンエイミー(アメリカ)のダブルス戦。
第1G… まず1本目は早田選手のサービスから伊藤選手が台上3球目を決める。
続けて、台上 伊藤選手はバックハンドでも、レシーブフリックでもよく決まりポイント6-0となる。
ここで、初めて早田選手のフォアハンドがアメリカ選手のドライブで弾かれた。
アメリカペアもあなどれない二人だったが、ダブルスの日本チャンピョンは危なげなくゲームを制した。

第2Gも中盤まで2本差位で、アメリカも着いてきたが、4本で押さえて日本チームは2G連取! 

第3Gは第2Gと同じような展開で、終始リードシていた。
得点7-4の時には、伊藤選手の不思議な武器、逆チキータが見事に決まりリードを広げる。
アメリカペアを7点で抑え、マッチポイントに迫った所で、日本のミスが目立ち9-8の1本差まで追いつかれてしまった。
初戦勝利の10−8のマッチポイントを迎えました。
最後はやはり伊藤選手のレシーブで、逆チキータで決まりマッチを制しました。

伊藤選手、早田選手のダブルスは6・5・8のゲームカウント3対0のストレート勝利です。
早田選手はデビュー戦を見事に飾りました。

第二試合は…日本のエース石川佳純選手とチャンリリー選手(アメリカ)です。
石川選手は、団体戦は楽しみ、怖さも知っている、初戦が大事とキャプテンとして世界に導こうと試合に臨んでいった。

第1Gの序盤は互角の戦いだったが、
11−6で勝った。 

第2Gの序盤は3本リードから始まった。
アメリカのチャンリリー選手は21歳だが経験豊富な選手で気が抜けない闘いだったが11−5で連取!

第3Gの序盤は、2Gと同じような出だしだったが、9-9に追いつかれジュースの末11−13でこのG を落としてしまった。

第4G…石川選手は引き台の多い選手です。
こめかみを指でトントン、引き出しからアイデアが出て来るでしょう!
このゲームは声も出てきました。
中盤までチャンリリー選手は着いてくるが、2本リードしてからは4本のまま押さえ、マッチを制しました。
ゲームカウント3対1で勝利のタスキを伊藤選手に繋ぎました。


第三試合は…
伊藤美誠選手 VSウーユエ選手(28歳)
世界を驚かす武器を繰り出し、バック面の表ラバーで回転をかける等、道具を逆に使っているという。
・1G目は危なげなく11−5.
・2G目は13−14でアメリカのタイムアウト明けに1本取られ13−15で長いジュースを決められてしまいました。
・3G目からは、伊藤選手らしさが戻ってきて、わずか2点で勝利しゲームカウント1対1とした。
・4G目は、ウーユエ選手の戦術で、高い位置からの両サイドに大きく振られ、床に足と取られていた。
伊藤選手は練習量の多いサービスから、ミドルにバックハンドなど、相手選手の打ちにくいコースへ突いたり、バックで深く突いて回り込んで決めたり、難しい局面でも逆チキータを使い、一進一退の攻防となった。

このゲーム、2G目と同じ、長い長いジュース。
15-14になった所で、伊藤選手 自らタイムアウトを取った。
チイムアウト明け、16−14のマッチポイントは、
伊藤選手の鋭いバックサイドを突いてのバックハンドでした。

日本チームは3−0でアメリカに勝利。
石川選手はキャプテンとしての見事なデビュー戦と成りました。
Aグループリーグの最終戦はエジプト戦です。