2018年02月19日更新
新卓球(ラージボール卓球)を再度見直して~
ラージボール新卓球に何年かぶりの挑戦です。 ルールまで忘れています。 硬式ボールでの裏面バック強化にとラージボールに触れてみようかと考えました。 調べてみました。… ・ボールはセルロイドまたはプラスチック製とし、直径4.4cmの球体で、重さ2.2~2.4gのオレンジ色で無光沢のものとする。 ・ラバーは、ラケットの打球面に、表ソフトのサンドイッチラバーが握りの部分を除くラケット全面いっぱいに貼られていなければならない。 ・競技方法は、1 1マッチは3ゲームで構成される。 マッチの勝敗は2ゲームを先取した者または組を勝ちとする。 1ゲームは11ポイント先取した競技者または組を勝ちとする。 両競技者または両組のポイント・スコアが10:10に達した時は、以降2ポイントリードした競技者または組を勝ちとする。 *注意**ただし、両競技者または両組のポイント・スコアが12:12になった場合には、先に13ポイントになった競技者または組を勝ちとする。 「ラージボールの必勝戦術」はあるのか、試合数日後を前にして改めて覗いてみました。 ラージボール全日本で優勝を飾っている「三田村宗明選手」が、ラージボールの注意点を書いていました。 シングルスの戦術の紹介では… 硬式ではあまり使うことの無い「ロングサーブ」 を使うということです。 ラージではスマッシュが簡単に決まりにくいので、相手の打球を制限し、相手のバランスを崩して得点のチャンスを作り出したい時にこの戦術は有効のようです。 具体的な攻めでは、初めに相手ミドル側(右足辺り)に横回転ロングサービスを、出します。 ①横回転ロングサービス(相手のセンターラインよりもフォア側には出さない要注意) ②バック側へレシーブされる。 ③バックハンドでバッククロスへ返球(3球目のバッククロスへの返球で、相手のバランスを崩します) ④回り込んでフォアハンドでバッククロスへ返球(崩しているので4球目はバッククロスに来る) ⑤最後は、相手が苦し紛れに返球したボールをストレートへスマッシュです(がら空きになっているストレート) **この戦術の良い所は、サービスで相手のバランスを崩してバックサイトへ詰める事で、強打を防げる所です。 ラージボールの試合は硬式と違い、パワーはそれ程求められていない。 それは、パワーがあるとボールが潰れてしまい、威力が半減してしまうそうです。 その反面、試合に勝つために重要なのは、どこに打てば相手が苦しめられるかという「戦術」を知ることのようです。 有効な戦術をたくさん知っているかという事。 三田村選手は8種類からの「サーブ戦術」を動画で説明しています。 :ラージボール戦術を練習する前には「硬式」との違いを知っておくべき。(スイング時は注意) :ラージボールのラリーは硬式より2cmネットが高いと意識したラリー。 :サーブ戦術で3球目攻撃ではパワーで決めるのではなく、相手を揺さぶるコース取りで得点する。 :基本となるサーブはナックルサーブをミドル前から出して攻める。 :バック前に横回転サーブを出してから3球目には打ってはいけないコースが有る(フォアへ) :相手のバランスを崩し、強打を防ぐ戦術でロングサービスを出す。 :攻めはミドルを中心で有利な展開を作り出す(ラージは両ハンド使用選手が多い為) :相手がバックを予測している時に裏をつく戦術(フォアへ) :ショートサービスを中心に試合を進めた後にロングサービスを出すと効果的(5球目、7球目で得点) :ゲーム前半をフォアサービス展開、後半をバックサービスを使い相手の裏をつく。 :奇襲的な戦術で、ストレートのスマッシュで得点を決める。 ラージボールは硬式の考え方と違う面がたくさんあるのがわかりました。 硬式では、3球目攻撃で決まる事も多いのですが、攻撃しても5球目迄の相手の動きを想定していき、自分で相手の動きをコントロールしていくんだという事も分ってきました。 ラージボールへの取り組み方は、ミドル攻撃の重要性、対戦相手の打球コース予測を試合や練習での戦術組み立ての参考にしたいと思います。 硬式ボールでも、プラ時代になってラリーが長くなってきましたから、ラージボールのラリー戦はきっと役立つかもしれませんね☆彡 |
|