2018年01月16日更新
卓球変化に変化する石川佳純選手!!
石川佳純選手は、2度のオリンピックにメダルをもたらした功績のある、日本卓球界のエースです。 世界ランキングは、日本トップでWr4位です。 しかし、昨年の全日本卓球選手権で4連覇の掛かる大会で、速い卓球をする16才高校生の「平野美宇選手」に厳しい攻めの連続で打ちのめされてしまいました。 密着取材で見えてきたのは、24歳になった石川選手は、今は10代の選手が中心の日本卓球界で最年長となり戸惑っていた。 それは、卓球ボールの変更がありました。 プラスチックボールは回転がかかりにくい。 従来のセルロイド製ボールでは1秒あたり122回転 現在のプラスチック製ボールは1秒あたり115回転 肉眼ではわからない7回転少ない、その差が大きな違いを産んでいました。 インタビューに答えた元選手「平野早矢香さん」 『あっ! 私は引退かも』って思いました。 実際にやってみた時に、回転の部分での計算が全く出来なくなったので、なんか卓球をしていない感じと言うか、あれ!という感じでした。 多分、石川選手自身も感じていると思う。 若い選手が新しいものに対応していったり、自分自身を変えると言う事… ある程度ベテラン、年齢を重ねた選手、トップ迄上り詰めて選手が、新し事に対応するというのは、非常に難しいと思う。 石川選手は、人生の中では勝負どころ、難しさを感じながら遣っていると思います』と語っていました。 全日本卓球選手権での、16歳の平野美宇選手とは 今迄、1度も負けたことがなかった。 しかし、この試合では…平野選手の打つタイミングが早い、圧倒的な速さで打ち込んでくる。 女王石川選手は、ついていけなかった!! 従来のセルボールでは、石川選手の回転がしっかり掛かっている為、回転が弱まる所を打ち返えしたが、プラボールの回転は弱いので、回転の弱まるのを待つこと無く打ち返せる。 平野選手はプラボールの特性を生かした早いプレーが、石川選手の予測ができないボールに崩されていった。 石川選手は「今までの戦術だったり、今までの得点パターンが効かなかった! なんでこのボールが入るんだろう」とパニックになったという。 負けず嫌いの石川選手は、ここから新しいボールに適した高速卓球を身に着けようと考え、試練を乗り越えようとしている。 その為に、大幅なフォームの変更、 瞬発力を維持する為の体幹づくり、 用具の変更をしていました。 4年間、1度も変えた事がなかったラケットを、より深い所に打てるラケットに変えた。 このコーチには、元中国代表選手だった「李 鷺コーチ」の元、ほぼ7時間もボールを打ち続けた。 コントロールできない、うまくいかないと石川選手が悩んでいると、李コーチは… フォアハンドを打つ時は、「ネットの白い部分を見ないで、ネット白線の少し下を見て下さい」と言っていた。 この練習の成果を試すべく、ワールドカップに、リスクを負って変更したラケットで参戦した。 初戦は13回の対戦で1度も勝っていない「李皓晴選手」でした。 1.2ゲームはラケット変更の成果が出て、深くて厳しいコースの決まって石川選手の流れに成り2G先取した。 しかし、3G目ではオーバーミスが起き始めたが、ラケットを振り続け3−4で負け、初戦敗退となった。 でも、負けた気がしないと…自分に挑戦し続ける。 その後、インドに渡り、トップ選手の出場するアジアカップに参戦した。 準決勝で「劉詩ブン選手」と思い切り「高速卓球プレー」を繰り広げたが、打つボール打つボール、石川選手を上回るボールで打ち返される。 2Gを奪ったものの、ゲームカウント2−4で劉選手に負けた。 この大会では3位決定戦がありました。 相手選手は、高速卓球の「平野美宇選手」でした。 「石川選手」VS「平野美宇選手」 平野選手に主導権を握られ2G先取されましたが… 3G目は序盤で出遅れたが、逃げずにこのゲームは、勝ってゲームカウント2対1とした。 石川選手は早いラリーで平野選手を攻め、最終ゲーム迄せまり、結果4−3で勝利しリベンジを果たしました。 高速卓球練習後、平野選手に勝ったが、石川選手の出足は力が入り、ミスが連続し守りに入ってしまった様で、これでは中国選手にはまだ勝てないと語った。 卓球を変えることは恐いし、中々 すぐ身につかず、上手くいかないが、中国選手に勝てないし、世界で1番にもなれないという気持ちが自分を後押ししていると語った石川選手! 自分に挑戦し続ける「石川佳純選手」は、きっと この試練を乗り切って「東京オリンピック」での活躍を見せてくれる事と思います☆彡 |
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