2017年11月05日更新
”ワールドカップ”準決勝 劉選手に挑んだ「平野選手」

9月の大会では、格下にも負け、世界制覇の厳しさを改めて知った。
ここから平野美宇選手は再び走り出し、このワールドカップでは強さを感じた。
超攻撃卓球で、台湾の陳思羽選手にストレート勝ちを収め、準決勝の「中国の劉詩ブン選手」に挑んだ!!
フォアの威力は劉選手、バックハンドの速さ、コース取りでは平野選手と言われている。

準決勝の闘い…
平野美宇 Wr6 17歳(161cm) VS  劉詩ブン Wr4  26歳(159cm)

1G…
0−0・ 劉選手の思い切ったロングサービスから試合は始まった。
1−0・  集中力を持って力はいらず受け止めた。
1・ー1 長い打ち合いでバックに深いコースに撃ち込まれた。
1・ー2 サービスの後、返球を払ってネットに掛けた劉選手、平野選手の速い攻め。 
1−4・ バックカウンターは速かったが、台上に警戒をしていた劉選手はカウンターを待ち受け攻め込んだ。
2・ー5 バックに ボールを集め、緩急を織り交ぜて2点目をあげた平野選手。
2−6・ 平野選手のサービスに、回転量のあるツッツキでフォアで攻めて、ドライブを封じた。
3・ー7 劉選手、集中力が準々決勝と比べ物にならない。ボールをしっかり見てしっかりヒットさせてレシーブしている。
4−8・ 劉選手のサービス。ボールが浮いて真ん中に入り、3球目攻撃を受けた。
4・ー10相手劉選手のマッチポイントを握られる。
5・ー10平野選手のロングサーブポイントをとった。
5−11・3球目、ネットを越えなかった。

2G…
ゲームカウント0対1、平野選手の持ち味、スピードは効いていない、先手をとったコース取りで試合は進められるか…
劉選手の時折見せる緩いボールに惑わされている。平野選手のサーブポイント率は25%
0・ー0  
0−2・ バックのラリーは劉選手が打ち勝った。
0−3. 劉選手のサーブポイント。
1・−3 平野選手、劉選手のバックをオーバーミスにさせ1点を取った。この1チャンスを広げていきたい。
1・ー4 平野選手サーブでフォア前に寄せてバックスマッシュ!!
2−4・ 
2−5・ お互いに長いラリーに持っていかず、早い展開で試合が進んでいる。
3・ー5 平野選手がネットに掛けたボールに、劉選手はオーバーミスでアンラッキー。
3・ー6 フォアのラリー戦はネットにかかり劉選手のポイント。
4−7・ 劉選手、フォアドライブが持ち上げられない。
5・ー7 平野選手がボールをコースに打ち分けて劉選手のミスを誘った。
5・ー8 劉選手はちょっとしたところも見逃さない試合展開。
6−8・ 
6・10 マッチポイントは、平野選手のアップサービスをレシーブポイントで拳を握った劉選手。

3G…
ゲームカウント0対2
劉選手は速さの中で、ミドル攻撃をしていて、コースも打ち分けている。
0−0・ 
0−1・ 平野選手は、劉選手サービスの3球目のストレートを読も切れず手が出ない。
0・ー2 劉選手の長いサービスには警戒をしていたがレシーブミスに成る。
1ー3・ 逆チキータで応戦したが、ネットにかかってしまった。 
1−4・ レシーブでなんとかしている様子がうかがえた。
1・ー5 流れを変える切っ掛けをつかみたいが、1点が届かない。
1・−6 ロングサーブもミスしてしまった。
1ー7・ 平野選手も技術を見せているが、ポイントは劉選手。 
1・−9 回り込もうとしたが、劉選手のストレートがある。 
1・ー10このゲームは1点に押さえられ、劉選手が圧倒した。
     バックハンドが尽くブロックされ平野選手の展開にはならなかった。
     焦りを感じている様子が伺えた。

4G…
ゲームカウント0対3
0・ー0  
0・−1 速い良いラリーになったが、平野選手が押されバックオーバーミス。 
1−1・ 劉選手、サービスからの3球目はバックドライブが持ち上がらない。  
2・−2 不意のチキータレシーブが効いて同点になった。 
3・ー2 ロングサーブポイントも取れた。 
3−3・ ラリーコースを読まれ、クロスで待たれネットミスになった。 
3−4・ 劉選手、バック戦に打ち勝つ。
4・ー4 
5・ー4 平野選手のボールのコースが散ってきて、しっかりボールを捉えてからのバックハンドは、劉選手のラケットを弾いた。
5ー5・ 劉選手のロングサービスに対応していたがオーバーミス。チキータに警戒してのサービスだろう。
5−6・ 回転量の多い下サービスをストレートに出され、平野選手のツッツキは上げられない。
     ここで、平野選手は「タイムアウト」
5・ー7 この2本のサービスは、平野選手にとって逆転の為の大切なサービスになった。
5−8・ タイムアウト明けレシーブを読んでいたが、ネットにかけてオーバー。
6−8・ フォアサイド長めのフォアサイド、チキータで応戦したが、このボルを劉選手は待っていた。

6・ー10 平野選手のサーブは読まれていた。力いっぱいの3球目攻撃は、大きく平野選手おラケットを弾き飛ばした。
      劉選手のレシーブポイントでマッチを終えた。結果 平野選手、0対4でストレート負け。

劉詩ブン選手は素晴らしい卓球だった。
スピードは互角で、ほんの僅かコース取りが上手かった☆彡
しかし、この試合で得たものを今後に活かして頑張ってほしい!!頑張って〜!!