2017年10月09日更新
「YGサービス」シェークとペンどちらがやりやすいの?

教室の若い選手が、休憩時間に「YGサービス」をしきりに繰り返していました。

水分を取りながら、以前 何ヶ月も空振りを繰り返しムキになって遣っていたのを、思い出し観ていました。
これはYGサービスが世に出て来た頃、衝撃で…
サービスの幅を増やすというより自分にも出来るのかな?と思った事から練習をし始めたのを思い出します。

決して器用でない私は、空振りを繰り返し、切ると言うには勿論遠く、ラケットにすら当りませんでした。
逆にこれが悔しくて、出来るまで繰り返しました。
数ヶ月してポアンポアンでしたが入るように成り、ここから下に切って目的のフォア前に入った時は感激でした。

現在は、試合練習でも数回は間を見て使っています。
急に不格好なYGサービスを見せると、この様子に驚きサービスエースが取れたり、ボールが浮いてきたりします。

この練習していた選手に「難しいよね!」と声をかけると、ペンならば簡単にできるでしょう〜シェークのほうが難しいんですと言っていました。

これって、どうなんだろう〜との疑問から、シェーク、ペンとラケットを振ってみました。
又、「YGサービス」の戦術等を改めて勉強してみました。

ヤングジェネレーションサーブ(若い世代のサーブ)の略で、ヨーロッパの若い選手が使っていたサーブですが、ベテラン選手のティモボル選手も得意としていました。
YGサーブは逆横回転系のフォアサーブで、主に逆横回転・逆横下回転・逆横上回転を繰り出せる。
(普通の横回転系フォアサーブとは逆回転)
相手が角度を出さずに、普通にツッツキをすると自分のフォア側に返って来ます。
同じ逆横回転系サーブには巻き込みサーブやバックサーブがあリますが、回転量はYGサーブの方が手首を利かせる分、大きくなると思います。

最近は、巻き込みサーブでも、同じ逆横回転系フォアサーブを出す選手は多い様ですが、難しさはYGサービスの方だと言われます。
練習を重ねて、感覚を掴んでしまえば、実際試合で使っている人は少ないので、得意サービスになっていくでしょう!!
そのため、YGサーブを取り慣れていない選手は多く、極めれば試合でかなり有効なサーブになるはずです。

YGサービスはどんなプレーヤーに向いているのでしょうか?
手首が柔らかい選手、フォアハンドの得意としている選手で3球目に待ち易くいざという時の点数に繋がります。

YGサーブなどの逆横回転系サーブは、基本的には自分のフォア側に返ってくる回転で、普通にツッツキをすると、回転を受けてフォア側に飛んで来ます。
相手がフォア前のYGサーブをバック側に返すためには、リスクが伴いラケットの角度をしっかりと作らなければなりません。

・YGサーブからの展開を覚えれば試合で点数を取れるが、尚 切れている方が良いでしょう。
それは、表ラバー等「はらい」を得意としているや手足の長い選手で角度だしが上手な選手にはしっかりレシーブをされてしまいます。
ペンのYGサーブでは、親指に力を入れると横下回転、人差し指に力を入れると横上回転 ができます。
シェークでは、グリップを持ち替えて、裏面側には親指を除いて4本の指をラバー面に置いて、フォア側の親指と4本指でラケットを挟んで使います。

このグリップから言うと、重心は利き足に残した上で、ペンの方がグリップ持ち変えがなく、指の力加減で、「横上、横下」が出せて、グリップを戻さずに三球目フォア攻撃ができる分、ペンの方がやりやすいということに成るでしょうか?


練習、練習で一つ技を手に入れて、試合で生かしてみては〜(*^^*)