2017年08月27日更新
卓球の進化を知ろう!!

写真:卓球の進化を知ろう!!

平成29年度の公認指導員養成講習会が8月から10月迄、6回の講習会が開催されます。
其のうちの2回目の講習会に参加してきました。
講師は長谷部先生です。
講習時間は、9:30〜12:30で講義の後、実技説明を実践しながら行われました。

最初にラバー・ラケットの特性(性格、体力、目指すもの)を知ろう。
指導者は、用具やグリップは早い段階で直してあげるようにとの事でした。

一般的なラケットの長所と短所として…
ペンホルダーはフォアが強く、台上処理がしやすく、バックハンドはやりにくい。
シェークハンドは、両ハンドが強く、ミドルが弱点に成り台上がやりにくい。

ラバーの特性では…◎大 ○中 △小
裏ラバーはスピン◎、スピード○、スピンの影響○、スピードの影響○
表ラバーはスピン○、スピード◎、スピンの影響○、スピードの影響◎
粒ラバーはスピン△、スピード△、スピンの影響◎、スピードの影響△

こういう特質を知って、
筋力、体力、性格、目指したいものを知って道具を選び向上していきたいですね!!
グリップも昔と違い、シェークもパンホルダーもラケットヘッドをあまり下に向けないのも進化の一つです。
フォアもバックも、身体の右から左と振り抜く様にするといいそうです。
フォアハンドもドライブもラケットを下から振り出さず、台上近くから降り出し左右に振り抜く。

今は、バックハンド技術が主流だと言われています。
卓球で一番易しい技術がバックハンドですが、シェークは手首や腕が動きすぎてしまうのが弱点。
ペンホルダーはバックハンドは短所に挙げられていますが、バックでチャンスを造り得点に結びつける。
バックは苦手と言って、フォアハンド強化に時間を多く使ってないで、脳の回路を練習で変え苦手を克服していく。

実技の時間では…
基本のフォアハンド・・・ヘッドを上に上げ気味に、直線で飛ばす。ぶつけるように打つ。
ドライブ・・・・・・・・ラケットを下に下げず、前にのばす様に掛けていく。
カウンター・・・・・・・ラケットを下に下げず、カウンターをする。

ペンホルダーとシェークに別れ、5人一組で、交替でバックハンドスマッシュを何回もやりました。
長谷部先生と助手の方達が回って、欠点を指摘して細かい部分の説明も受けました。
公認指導員養成講習会とあって、皆さん短時間で修正できている人も多く見受けられました。
バックハンドができた人は、正回転から下回転ボールに変えたりしていました。
その後、チキータ、やフリックです。

このチキータでは、先生からボールを迎えに行かず、肘をしっかり前に突き出して、ラケットヘッドをお腹に付ける位手首を曲げて遠心力を使い振り抜き、身体を起こさず台にはわせるように移動させる。…と指摘を受けました。
肘を前に突き出すとは思っていましたが、身体中心部分迄突き出すとはびっくりしましたが、チキータの概念がはっきり理解できました。
中ペンですが、バックを表中厚に変更しましたが、裏ラバーと同じ様にバックハンドができました。
チキータ等は裏ラバーでなければできないと思っていましたが、この講習会で得たものを脳の回路を変えて習得できればと思っています。

皆さんも、テレビなどでスーパー選手達の進化の様子を観て、挑戦してみて下さい(^O^)/