2017年02月27日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #82

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #82

『Q』
卓球界では、世界選手権大会の団体戦で、一番多く優勝しているのは、何処の国でしょうか?


『A』
世界卓球の歴史は1926年から始まりました。
第一回のイギリス・ロンドン大会から現在まで53回にわたって開催されてきました。
では、団体戦ではどの国が一番多く優勝しているかというと、勿論中国です。

:男子は中国が最多の通算20度の優勝です。
現在、中国は王者として君臨していますが、その強さが開花したのは1960年代からです。
中国男子が初めて優勝したのは、1961年の第26回北京大会でした。
1963年の第27回プラハ大会
1965年の第28回リュブリャナ大会でも頂点に立ち、3連覇を達成して一気に世界強国に加わりました。
その後、一時は文化革命による混乱に襲われました。
1981年の第36回ノビサド大会から1987年の第39回ニューデリー大会まで4連覇を果たすなど、卓球界をリードしています
2016年クアラルンプール第53回大会でも、馬龍選手、張継科選手達で8連覇を達成しています。

:2番目の強国は12度優勝のハンガリーです。

:3番目に日本です。
1954第21回ヴェンブリー大会で初優勝、1959年の25回ドルトムント大会迄5連覇を達成等7度王座についています。



:女子も男子と同じ中国が最多優勝国となっています。
中国女子は、1965年第28回リュブリャナ大会で初優勝、第40回ドルトムント大会迄の8連覇を達成し、長期に渡って王座を堅持しました。
連覇が途切れたのが、1991年第41回千葉大会でした。
でも次の1993年第42回イエーテボリ大会から、2008年第49回広州大会まで再び8連覇を記録しています。

:2010年の第50回モスクワ大会では、シンガポールに敗北しています。
が〜今年2016年クアラルンプール53回大会で、すぐに優勝を取り返して、通算20度目の頂点に立っています。

:女子で中国に次いで2番めに多いのは、我が日本です。
日本女子は、世界卓球初出場となった1952年の第19回ボンベイ大会で優勝し、鮮烈な印象を残しています。
その後、1957年第24回ストックホルム大会から、1963年の第27回のプラハ大会まで4連覇を達成するなど、現在まで8度
優勝しています。



リオオリンピックでの男女日本選手達の活躍は、まだ目に焼き付いていますね!!
団体戦では、シングルにはない選手達の力が倍増するようです。
男女チームとも、目標は中国ですが、その差も縮まっているように思えます。
楽しみですぅ〜〜(^_^)