2016年08月15日更新
卓球女子「壮絶ラリー戦」ドイツにあと1歩!!
卓球日本女子の準決勝は、4時間に及ぶ熱戦を繰り広げましたが、 決勝進出を逃し3位決定戦に進みます。 第1試合の伊藤選手はドイツ「ソルヤ選手」と最終ゲーム迄縺れましたが、 2対3で落としました。 「ソルヤ選手」は、シェークハンドの身長170cmで大柄な選手です。 .............. 第2試合は「石川佳純選手」VSカットマンの「ハン イン選手」です。 ・第1ゲームは、6−11で落としました。 ・第2ゲームもカットミスを誘われ0−4の出だしです。 ハン選手のカットの回転イメージがつかめず、石川選手の攻めが単調になり スマッシュミスで9点でここも落としました。 ・第3ゲームは、2ゲーム連取され、後が無い石川選手!! ハン選手のカットボールは揺れながら帰ってくる表ラバー。 ナックルカット、鋭い切れ味のカットが送られて来る。 石川選手は、そんなボールを選んでのスマッシュが決まりだし、集中してきた。 1ゲームを奪い返し、ゲームカウント1対2とする。 ・第4ゲーム…ハン選手の赤い表ラバーでの、 ツッツキは変化が起こりドライブミスを誘っている。 3ゲームの流れの侭、石川選手のリードで試合が進んでいる。 ハン選手も戦術を変えて、カットだけでは勝てないと、 初めてフォアハンドスマッシュを見せる。 カットだけなら、じっくりボールを選べるが、スマッシュを決められる… と集中力を増さなければならない! 以後、ハン選手のスマッシュも跳ね返し、相手の戦術を乱した。 打ち始めたハン選手のバックハンドスマッシュミスで(11−6)勝ちました。 ・第5ゲーム… このゲーム始まる前に、石川選手がユニーフォームを変えに行くと、 ハン選手も着替えにコートを離れた。 跡がないところから、勝負のファイルゲームに臨みます。 ボールの回転がわかって来ている石川選手には、迷いがなくスマッシュを決める。 凄まじい粘りと、集中力で最後は強気で撃ちぬいてマッチを制しました。 ............. 第3試合は「福原、伊藤選手」VS「シャン、ソルヤ選手」 ダブルスです。 日本は、このオリンピックのためのダブルスを練習してきました。 一方ドイツのシャン選手は29歳でドイツの国籍をとって、 このオリンピックの代表になりました。 世界選手権では21歳以上の帰化選手は認めていないが、 オリンピックでは帰化3年経過で参戦できます。 左シェークのソフア選手と、右 中国ペンフォルダーの良い組み合わせです。 ソルヤ選手にはミドル攻めで、シャン選手には長いボールを送り、 打たせてカウンターを狙う。 この二人の戦術で、ゲームカウント2対2で5ゲームまで縺れる戦いになった。 7−10で伊藤選手のサービスを、シャン選手がサイドを切るレシーブに、 ミスを誘われダブルスは落としてしまいました。 ........... 第4試合… 1勝2敗でバトンを渡された石川選手とシャオナ・シャン選手です。 石川選手はラリー戦を得意としていますが、 シャン選手はラリー戦に弱い中国ペン選手です。 ラリーが長くなればなるほど、石川選手のペースになります。 第1ゲームはフォアの速いラリーで、シャン選手のいい所が出ていましたが、 圧倒的な戦いでわずか2本で勝ちました。 第2ゲームでは、ジュースまで縺れましたが、 13−11でゲームポイントを制しました。 第3ゲーム… 2対0で迎えたこのゲームも14−12とジュースで勝って、 エースの意地を見せました ............... 石川選手はシングルスを2勝して、バトンを福原選手に渡しました。 そして、対戦経験を福原選手に伝えています。 ドイツ戦の行方はキャプテン福原選手に掛かりました。 相手は、ハンイン選手、カットマンです。 11-7.9-11.4-11・11-6.とゲームカウント2対2でファイナルゲームに挑みます。 日本もドイツも決着の第5ゲームです。 1本目からハン選手は、スマッシュを打ってきた。 鳴りを潜めていたハン選手の強打が炸裂です。(0-3) プレー先行で相手を振り回していたのは福原選手ですが、 エッジなど不運が続きタイムアウトをとった。 3-7と4本リードされていたが、連続ポイントで追いつき、 9-9迄と最後までもつれている。 最後は、アンラッキーのエッジでマッチを落としました。 日本側の抗議で、サイドかエッジか審判に申し出ましたが、 審判の判断は、エッジでした。 何度か、映像が流れていましたが、ボールが僅かに上へと弾んでいました。 悲運のファイナルゲームになりました。 .......................... メダルへの挑戦はまだ残っています。 頑張れニッポン!! |
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