2016年08月14日更新
リオ五輪、卓球男子団体、紙一重で勝利した第一試合「ポーランド戦」

写真:リオ五輪、卓球男子団体、紙一重で勝利した第一試合「ポーランド戦」

リオ五輪、卓球男子団体、「ポーランド戦」
卓球男子は第一試合を苦しみながら「ポーランド」を下しました。

男子卓球は今迄、悔しい思いをしてきましたが、
このリオ五輪では「水谷準選手」がメダルを取って、その扉を開きました\(^o^)/
この勢いの侭、その弾みで男子団体でもメダルを取りたいと、
ポーランド戦に臨みました!!

団体オーダーは、
吉村真晴選手、水谷隼選手、丹羽、吉村選手組、丹羽孝希選手、水谷隼選手
の5試合です。
第一試合目を「吉村真晴選手」が「ワン・ツェンイー選手」と戦います。

吉村選手は、現在23歳で、全日本選手権 高校生の時チャンピオンになった。
身長177cm、日本で一番長身の選手です。
プレーの特徴は、両ハンドの威力あるドライブ、サービスのバリエーションがあり、
リスクを負ってでも攻撃的な卓球をする選手です。
普通サービスは、ラケットを横に振って回転をつけるが、
吉村選手はラケットを縦に振って、下回転とアップサービスを使い分けるそうです。

そして、世界卓球選手権の経験は何度もあるが、オリンピックは初めて…
オリンピックは特別な試合で全然違うと話していた吉村選手。
その中で迎えたオリンピック第一試合。

対戦相手の「ワン・ツェンイー選手」は中国ペンホルダーでフォアに表ソフトラバー、
バックに裏ラバーを貼り、裏面バックハンドを繰り出し、時折 反転して攻め込んできます。
中国のナショナルチームに席をおいていましたが、
その後ポーランドに移籍して代表に成りました。
33歳で、このリオ五輪を最後に、ナショナルチームを離れ、家族とゆっくり過ごし、
若い選手の強化に回るそうです。


第1ゲーム…
吉村選手は試合前の良い表情が、試合に入ってから少し緊張している様子が観えました。
試合内容は、無理をして強打しミスを重ねる事が多かった。
10-12でジュースを落としました。

第2ゲーム…
吉村選手は、序盤まだ調子が出ない!
ワン・ツェンイー選手のバックコースを突くが、強打が出来ない…
ゆっくりバックに繋げ、8-4とリードして、少し落ち着いて来た。
その終盤は、相手に強打させないサービスが良く効いて、11-5で取りました。

第3ゲーム…
オリンピックでの2ゲーム、試合をゆっくり返球して、自分の調子を取り戻した。
行ける時は強打して、行けない時にはゆっくりボールを入れる戦い方で得点を重ねる。
良い戦い方になってきて、先に主導権を握って、3-0とリードしている第3ゲーム。
相手の球質にも合ってきて、強打も入る様になってきている。
サービスは第一ゲームから、効いていて、バックに責められるも、
落ち着いて回り込み低い姿勢から、ドライブスマッシュで決めて戦っている。

しかし、このままではいかないのが、五輪の試合。
ワン・ツェンイー選手の表ラバーでのスマッシュは速い!
裏面バックハンドでのバックの打ち合いも制し、拳を振り上げられる。
吉村選手は後ろに下げさせられ、ワン選手の連続ドライブでのロビングでは、
5連続ポイントに成ってしまう。
このゲームも、ジュースに成ってしまった。
良く耐えて17-15でゲームポイントを制した吉村選手。

第4ゲーム…
16-14でワン選手の強烈なフォアハンドをバックハンドで耐える。
最後の1本は、吉村選手がフォアスマッシュ、
ワン選手を後ろに下げ、ロビングをミスさせて取った。


この戦いは、第2ゲーム以外は、全部ジュース。
ゲームカウント3対1で、オリンピック初の試合を勝利出来ました。
1番手の大役を果たして、エース「水谷隼選手」にバトンを渡しました(*^^*)

                  男子団体 ポーランド戦 つづく……