2016年07月06日更新
卓球はサービスが全て!!

日本の頂点に立っていて、リオオリンピック代表の「水谷隼選手」は
インタビューでも卓球読本でもサービスが全てと言い切っている。
…ではどんなサービスを磨いているのか、覗いてみました。

チキータ全盛の現代卓球に適応するために、
サービスの組み立て方中心を横回転系から『縦回転系』に変えたという「水谷選手」
その成果は…27年度全日本選手権大会男子シングルスで圧勝した。

縦回転系サービスは、下回転の量に変化をつけるシンプルなサービスです。
サービスがワンバウンドで台から出てしまうと、相手に主導権を握られ安くなる。
縦回転系サービスは、短くコントロールすることが大切です。
緊張する試合ではサービスを正確に出す事が難しいですね!

ここで水谷選手からのアドバイス…
・練習通りにサービスが出せるように。
・同じ高さに同じリズムでトスを上げ、同じタイミングで打つ。
・練習では、試合で出せるよう集中力を高めてサービス練習に取り組む。

 
縦回転系サービスの組み立て方のポイント!!
組み立ての割合の基本は…
ナックル性7割、下回転2割、伸びるナックル性1割

・ナックル性サービス…手首を使わずにスイングし、
ボールの正面より下方を軽く弾く様に打つ。
・下回転サービス…ラケットを小さく鋭く動かして、ボールの下方を強く擦るように打つ。
・伸びるナックル性サービス…トスを高めに上げ、打球面を少し立てて、
ラケットを動かさずにボールの正面より少し下に
ラケットを当てるイメージで打つこと。

3つの縦回転系サービスの中心に成るのは、ナックル性(無回転)サービスです。
この中心のサービスを生かすために、下回転、伸びるナックルを上手く組み立てに使います。

対戦相手や試合の状況でのサービス、
一概に言えないが、水谷選手の組み立ての一例として…
まず試合の序盤に下回転サービスを出して、ナックルサービスへの布石とする。
そうしてナックルサービスを中心に試合を進め、終盤で相手がナックル性サービスに、
なれた頃に、伸びるナックル性サービスを使います。


サービスが全てという、水谷選手の強さの秘密が分かりました。
リオオリンピックの観戦では、こんな戦術に注目してみましょう!!

そして、私達の練習でも、練習通りのサービスが出せるよう、
いつでも 集中力を持って取り組みたいと思います☆彡