2016年07月02日更新
3人娘!!リオに向かって… 15歳のシンデレラの抱く夢「伊藤選手」

日本女子が初の五輪銀メダルを獲得した時は、伊藤選手はまだ小学校6年生だった。
ロンドン五輪シングルスは現地で観戦していたという。
メダル獲得の団体戦は、帰国してからテレビ観戦をして感動を覚えたそうです。

2020年東京オリンピックでシングルス、団体戦で金メダルを取る事が、
伊藤選手の人生最大の目標になったという。

この目標に向かっている努力が、リオ五輪代表権を手にした原動力に成った様だ。
人生最大目標のためには、リオオリンピックは特別な舞台経験になる。

若い伊藤選手でも、ドイツオープンで史上最年少優勝を飾り、
一気にランキングを上げた後には、身体の不調とも向き合った。
ブルガリア、チェコ、フィリピンとツアー続きで体調を壊し、体が動かなかったという。
こうした壁を乗り越え、15歳のシンデレラガールズが誕生したのは、母親の力が大きかった。

伊藤選手は卓球を始めた幼い頃から、どんな展開に成っても、冷静にプレーを組み立てられる様
技術と対応力を母親と二人三脚で磨いてきた。
それは、幼稚園に入園した頃には1日最低でも4時間、休日は7時間以上も卓球台の前にいた。
幼いころは型にはめず、卓球をする体の感覚を、しっかりと身につける事が母親の考えでした。

母親の練習メニューの工夫と豊富さは… 
足の動きを止めて、上半身だけでボールに反応する。
ボールを見ないでラケットの当てる練習。
身体バランス感覚を養う為、左手でもラケットを振らせた。
対戦相手、相手ベンチや観客の思いを想像する癖をつける。
どんな局面でも、自分だけの思考でゲームメークをしない様に。
      
このような指導を幼い頃からやっていて、今の技術力を手に入れた。
「打ち方が自己流で、ボールが予測出来ない回転をする」
伊藤選手の特徴が、勝利を導いているんだと思います。
自己流の英才教育は、伊藤選手の技術の確かさ、対応力に繋がっているという。
対応力があるから、苦手な戦型は少ない。
どんな局面でも、自分のプレーに、不安を抱かないメンタルの強さがある。

日の丸を背に、初めて味合うリオオリンピック夢の舞台に、伊藤選手の重圧は…
「卓球は楽しい。だから、不安や重圧を感じたことな無いんです」
「福原選手、石川選手が感じたという、オリンピックでしか味わえない重圧がどんなものか、
それを体験するのも楽しみです」とインタビューに答えていました。

母子、二人で掴んだリオオリンピック。
初めてコートに立った重圧と向き合った時、
伊藤選手の新たな才能を見る事に成るのでしょう☆彡