2016年05月18日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #68

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #68

『Q』
「Kクラブ卓球教室」でも、ダブルス試合練習を時々しています。
ダブルスのサインを遣らずに行っているいるほうが多いですが〜
サインの出し方や、出すことのメリットは何でしょうか?


『A』
ダブルスの試合に参戦している選手達は、サインを出している事が一般化しています。
サインを出す行為は、ルールで定められていません。
勿論、出し方にも決まりはありません。
対戦相手に、悟られず、自分たち二人がわかりやすい形であれば、どんな「サイン」でも良いのです。

では、利点としては…
ダブルスパトーナー同士で、「球種」「コース」「戦術」などを、共有することです。
「サービス」の時にサインは…球種や送るコースを伝える。
「レシーブ」では、主に返球するコースを伝える。
この様に、予めサインを出すことで、パートナーが3球目や4球目を待ちやすくなります。

私達のサインはフリーハンドの指を使った伝達方法です。
又、ラケットの裏面をコートの半面に見立て、どの場所に着地させるか、送球位置に指をラケット裏面を指し示す選手もいます、
一般的には、下回転サービスは指を折り、小さい下回転は「小指」をおります。
小さい下回転サービスは、小指を伸ばしたままです。

長いロングサービスは、「人差し指」を真っすぐ伸ばします、
大きめの下回転サービスは、「人差し指」を折ります。

横回転系サービスは、指を横に倒して曲げる人も多いのですが、曲げる際、肩の部分まで動かしてしまうと、対戦相手に気づかれてしまうので、気をつけて伝達方法を決めたほうが良いでしょう。

初級者〜中級者では、サービスを出す人レシーブを受ける人が、サインを出しています。
これは、選手のサービスやレシーブがバラツキがあるので、打球する選手のサービスの出しやすさ、レシーブの返球のしやすさが優先しているのです。

世界大会などテレビで目にしていると思いますが、上級者では、3球目を打つ選手、レシーブ時には4球目を打球する選手が、ペアに対して指示を出しています。
サービス、レシーブの後の展開を有利にするため、その次に打球する選手が得意とする展開に持ち込みたいという意図があります。

まずは、サービスの球種やレシーブのコース等を伝える事に主眼をおいて、その後は、ラリーを有利に運ぶための意思の疎通が図れるようになりましょう☆ミ