2016年05月12日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #67

『Q』
昔は21本制だったのが、11ポイント制にルール変更になった理由は何ででしょうか?

『A』
世界大会などで、2001年9月から、1ゲーム11ポイントに7ゲームスマッチ(又は5ゲームスマッチ)に成りました。
サービスは5本から2本交替に変わり、ポイントが10対10に成るとジュースが適用され、2本先取したら勝ちとなります。
又、最終ゲームでは、どちらかの選手が先に5ポイント取った所で、チェンジエンドになります。

※卓球は創世記から半世紀以上に渡り、基本的な競技ルールは変えないで行われていましたが、1990年代に入ってテレビ放映が行われるように成りました。
一般の視聴者にも、卓球がよりわかりやすく面白く成るようにと、幾つかのルール改正が行われるように成りました。
その中の一つにと導入されたものです。

それは、1マッチにおけるゲーム数を増やし、1ゲーム辺りの得点数を少なくすることで、よりエキサイティングでスリリングな試合展開を創りだそうと考えたためだそうです。

ポイント数を減らし、ゲーム数が増えると、終盤の熱い競り合いの回数が増えることになります。
1ゲームの獲得必要点数が減る事で、点差が開き過ぎて、一方的なゲームが継続される時間が短くなる。

このようなルール改定の成果も上がって、卓球をしていないテレビ視聴者、一般の試合観戦者にも、試合展開を楽しめるような環境に成ったということです。