2016年03月02日更新
2016年世界卓球選手権45年振りの金メダルへ!東南アジア強豪のタイ戦…

写真:2016年世界卓球選手権45年振りの金メダルへ!東南アジア強豪のタイ戦…

世界卓球マレーシアクアラルンプール大会の4戦目と成りました。
灼熱のマレーシア決戦、我が日本女子チームは、3戦全勝全てストレート勝ちで迎えた4戦目、メンバーは福原選手、伊藤選手、浜本選手の3選手で戦いました。

福原選手は、世界卓球2003〜2013年「11大会連続出場」で、いつも”愛ちゃん”の姿がありました。
2012年頃に、幼い頃からずっとトップで居続けた、体は悲鳴を上げ始めました。
怪我を乗り越えてもう一度、皆と一緒に戦いたいと、諦めない気持ちが「福原選手」を強くし、今年は過去最高の「世界ランク4位」で4年振りの団体戦へ主将として帰ってきました。

その”愛ちゃん”の試合です。
結果は…6、1、-9、9のゲームカウント3対1で勝ちました。
相手はタイの「セウタブット選手(24才)」世界ランク76位です。
この「セウタブット選手」は五輪銅メダリストの「フォンティウェイ選手」等、上位のランカーを破る”タイ王国のジャイアントキラー”と呼ばれています。

第1ゲーム6点、第2ゲーム1点と好調な滑り出しです。
福原選手はバック表の特殊ラバーで、相手の強打を止めミスを誘いました。
そして、第3ゲームを取れば勝利となります。
しかし、タイの選手はバックハンドが強い選手ですが、あえてバックを狙って勝ってきました。
ここで相手選手が、慣れてきたら作戦を変えれば良いと思っているが、まだ バック、バック、ミドル、フォアで廻り込んで、ストレートでポイントを積み重ねている。

第3ゲーム…福原選手が4連続ポイントを取って、6−4とした所で「セウタブット選手」がタイムアウトを取った。
「タイムアウト」では、先にコートに戻った。…余裕があるんだろう〜(^o^)
「タイムアウト」明け、高い投げ上げサーブで1点を重ね8−4。ストレート勝利が見えてきた。^_^
福原選手は勝ち急いでしまったのか?ミスが続き8−8と追いつかれてしまう。
ここから 「セウタブット選手」が9−10でゲームポイントを握って、最後は「福原選手」が持ち上げたドライブボールに、トップから体をかぶせ、快心のバックハンド強打を浴びて、「セウタブット選手」の勝ちとなりました。

第4ゲーム…第3ゲームは取られましたが、このゲームで決めて15才の伊藤選手に繋ぎたい!!
前のゲームは攻めすぎた。
そして、タイの選手も福原選手の特殊ラバーにも慣れてきて、変化が効きにくく成ってきている。
セウタブット選手もドンドン打ってきて、6−6 7−6 7−7〜と8−8迄、1本1本の激しい攻防戦と成った。
福原選手はフォアミドルに攻め10−8になって、マッチポイントが見えてきたが、セウタブット選手の廻り込んでの67km/h、ストレート「フォアハンドスマッシュ」を浴びた。
最後はフォアハンドで深く、相手選手の「フォアコース」に大きく動かして、ミスを誘った。

キャプテンの福原選手はしっかりと仕事をし、ゲームカウント「3−1」で2番手の伊藤選手に繋ぎました。
これで、伊藤選手は精神的にも楽になり、自分のプレーがしやすくなったに違いない!!

〜キャプテン福原選手が15才のミラクル中学生の伊藤選手にバトンが渡されました(*^^*)〜