2015年12月25日更新
世界卓球選考会女子は17歳の日本代表選手が誕生しました。

今日の11:30〜始まった女子決勝は「浜本由惟選手」と「森薗美咲選手」です。
今日の10時から、「浜本選手VS前田美優選手」の準決勝は浜本選手の勝ちで、「佐藤さやか選手VS森薗美咲選手」は森園選手が勝ちました。
決勝進出予想クイズでは5位に20票で森園選手、12位に1票で浜本選手でした。
因みに、1位は平野美宇選手、2位は平野早矢香選手、3位は若宮選手ということでした。

決勝に進んだ「浜本由惟選手」はJOCエリートアカデミーで、ヨーロッパの「ベルリンチーム」に所属して卓球留学をしているそうです。
しかし、急成長を見せているが、世界大会には1度も出たことがありません。…17歳これからですね(^^)
高い投げ上げサービスから、ヨーロッパで磨いたフォア、バックの回転量の多いドライブが特徴ですね。

対戦相手の「森園選手」は、台の近くでの速いピッチが持ち味。

第1ゲームは、浜本由惟選手のサービスから始まった。
1本目投げあげた所で、主審からの注意を受けた浜本選手。
大きな左右のラインでは浜本由惟選手の得点、台近くでの速攻では森薗美咲選手が得点をあげていた。
6−4で主導権を取り掛かり、リードを広げようと、高い投げ上げサービスをした所、「フォールト」を取られてしまった。
ここから、浜本選手は崩れだしこのゲームを落としてしまいました。
何ものにも「同様しない心」は世界卓球で要求されると思います。

第2ゲームは、浜本選手、細心の注意をはらい、丁寧に投げ上げサービスをしていた。
得意な投げ上げサービス「フォールト」を取られないように、しっかり上げて、ここから浮いたボールを撃ち込んでいく。
フォアドライブ掛かった回転量の多さに、森園選手のラケットは、角度を合わせることができなかった。
11−7で浜本選手勝利。

第3ゲームはゲームカウント1対1で、お互いの戦術が読めてきての大事なゲーム。
浜本選手は縦回転で真下に切るサービスを使い、森園選手のストップをさせないようにしている。
森園選手は、浜本選手にフォアの回転量の多いドライブを、させないようにコースを探っている。
二人共、ちょとした駆け引きで、前ゲームと同じリードをくずし、失点を重ねる様考えている。
7−8、1本リードでこのゲームを撮りたい森園選手は「タイムアウト」を要求。
今、世界でも「タイムアウト」を取るタイミングが、早くなっている傾向にあるそうです。
森園選手はタイムアウトを生かし、バック来たボールを廻り込んで先手を取る作戦に、切り替えこのゲームを11−7で取った。

この後は、読み合い、掛け合い、騙し合いを1本1本づつ積み重ねていく。
第4ゲームでは浜本選手が、バックの渾身のスマッシュがミスに成り、このプレーを引きずりそうな所の1本リード(6−5)で「タイムアウト」
第4ゲームを浜本選手がとって、ゲームカウント2対2でf第5ゲームへ…

第5ゲーム…いかに相手の戦術に早く慣れた方に勝利が見える。
序盤は6−1と浜本選手の基本通りの華麗なフォアドライブが決まる。
森 園選手もこのドライブを、フォアで待ちぶせしてカウターで仕留めるなど、森園選手らしい速さも見せましたが、回転量の多いドライブが勝っていました。

第6ゲーム目には、7−7の所で、浜本選手は副審から2本目の「フォールト」を取られました。
何か納得出来ない浜本選手は、副審の所に事情を聞きに行っているシーンが有りました。
森園選手1本リードの8−7になって、「心」の整理をしてから投げ上げサービスを出して、3球目を取り、8−8にした。
浜本選手の「自分の気持を整理して戦う」様子が見て取れました。
どちらも譲れない、このゲームはジュース、ジュース、ジュースを繰り返し、結果15−13で浜本選手でした。
ゲームカウント4対2で「浜本由惟選手」が「森薗美咲選手」を制しました。

1回の注意、2本の「フォールト」も有り、苦しい戦いでしたが、初めての世界卓球代表を勝ち取りました。
2/28〜開幕の「世界卓球マレーシア団体戦」で、伊藤美誠選手に続き、もう一人の若い選手の活躍が観られそうですね(*^^*)