2015年10月27日更新
ペンホルダーに優位性がある!?

私が卓球を始めた頃は、ラバーを片面だけ貼ってフットワークを活かした日本式ペンの選手が国内外を制していました。
現在のようにシェークハンド全盛という時代ではなかったと思います。
しかし、その後スウェーデンのワルドナー選手やパーソン選手などの、大きな軌道を描いたオールラウンド型が世界で勝ち始めると、日本式ペンは少しづつ影を落としていきました。

国技である中国では、伝統的に表ソフトのペンホルダーで、前陣速攻型で速い卓球で勝負をしていました。
シェークのオールラウンド型に勝てなくなった時、ペンの裏面にもラバーを貼って、裏面打法という秘策を生み出し世界のトップに君臨することになりました。

現在、日本でも卓球を始めた子供達も、ペンの選手は表裏ともラバーを貼り、両ハンド攻撃をする選手がほとんどと言われます。
私のように…
ペンホルダーからシェークハンドに変更して練習をしてみましたが、基本練習には違和感なく入れてもいざ試合と成ると、中々 ペンホルダーの様に、手首の可動域が狭められ上手く行かなかったことが思い出されます。

ペンがシェークを上回る点など戦術と練習方法を目にしました。・ω・
ペンの利点は、シェークと比較するとグリップの構造上、手首の可動範囲が大きくて使い易いのです。
そこで、ペンならではの優位性とは『サービス』だといえます。
手首だけではなく、肘と肩の関節もスムーズに動かしやすいので、いろいろな方向にラケットを動かせるので、多種のサービスが可能なんです。
インパクト後のフォロースルー、フェイクモーションを入れると、より強烈なサービスになると言うんです。
世界で活躍している選手はみんなサービスが上手いですね〜。
シェークでも、柄の握りを外して、親指と人差し指だけで挟んでサービスを出していますネ!

次の利点として『レシーブ』です。
フォア面でレシーブする場合、「ストップ」「ツッツキ」「フリック」の台上レシーブは、ペンはラケットの先端(ヘッド)から入れやすいので、ツッツキは勿論、ストップでも鋭い回転を掛けることが可能なんです。
手首と前腕のスナップを効かせてフリックもし易い。
ペンでも裏面にラバーを貼っていれば、シェークのようにチキータレシーブもできます。

もう一つの利点は、『両ハンドの切り替え』のし易さもシェークを上回リそうです。
シェークはフォア面とバック面を使うので、打球の際にどちらを使うかという判断が必要になります。
片面使用だったペンではこの判断は無かったが、両面に貼ったペンでは、ショートでも裏面バックでも2つの選択も出来るでしょう。

又、シェークと同じ『フォアハンドドライブの威力』もペンの方が出しやすいと言われています。

ペンホルダーの利点はこんなにも沢山あるんですね!
片面だけの日本ペンの時、両面にラバーを貼って両ハンドスマッシュが出来る、シェークが羨ましいと思った事が多々ありました。
バック面でバックハンドスマッシュ技術が下手だったので、練習しましたが完成できませんでした。
ここで、シェークから中ペンと戦型を変えて、後は精度を高めていければと練習を重ねています(^^)/