2015年09月17日更新
ツブ高ラバーは怖くない!! それとも怖い!?

写真:ツブ高ラバーは怖くない!! それとも怖い!?

最近プラボールになって、粒高選手は減ると言われていましたが〜ローカルではそんな事はありません、結構勝利を上げているようです。
私がたまに行く練習場でも、男子ではイボ高ラバー使用はカットマン選手だけですが、女子選手では3名に成りました。
試合練習では、段々 戦略が判ってきて、多くの練習経験が必要なんだと思います。

ツブ高攻守型を攻略するという、教本を読み返してみました。
一緒に勉強してみましょう!!

粒高ラバーとはどんなラバーでしょう…
打球したボールが不規則に変化し、対戦相手を惑わせる粒高ラバー。
その変化に対応しきれずにミスが多くなってしまい「ツブ高選手との対戦は苦手だ!」と感じている選手は多いと思います。

●性質
*POINT 1……ボールの回転による影響を受けにくい。
ボールとラバーが接触する面積が小さい。
表面が粒状である為、ボールが引っかかりにくく、打球時にボールがスリップしやすいという性質もある。
ツブ高ラバーは相手のボールの回転による影響を受けにくく、多少ラケット角度を誤っても相手コートに返球することが出来る。
このため、回転量で崩そうとするのは、非常に難しい。

*POINT 2……相手のボールと回転が逆に成る。
ツブの倒し具合。  十分に倒して打球すれば裏ソフトのように回転を掛けられ、十分に切れる。
ツブでボールを押し出すようにすると、ナックル(無回転)性の打球も可能。


●対策
*1…粒高攻守型にサービスを出す場合
「上回転系ロングサービスは、下回転系のボールが帰ってくる」

*2…ツブ高ラバーでサービスされた場合
「ツブ高のサービスは、回転の少ないナックルサービスと考えても良いだろう」

*3…ドライブをツブ高でブロックされた場合
「ドライブの回転量に比例した下回転に成る」
「むきになって連続ドライブすると回転量が増してくるので、落ち着いてツッツキ等で繋いでチャンスを待つ」

*4…ツブ高ラバーで強打された場合
「強打されたボールはナックル性になる」
「慌ててブロックすると、ネットミスをしてしまうことが多い」
「ロビングなどの高いボールで返球すると効果的であり、出来たらループドライブで攻撃的に返球すると良い」

*5…下回転ボールをプッシュされた場合
「ツッツキなどの下回転で返球した時は、ツブによるプッシュは警戒しておく」
「プッシュボールはナックルか、もしくは上回転系に成る」
「強い下回転のプッシュでは、スピードの有るボールが帰ってきやすく、予測していないと対応が難しい」
「下回転を送った場合は、台から少し距離を取り、プッシュに対して備えるようにしよう」



●戦術
*1…体から遠い位置を攻め、ラケット角度を崩す。
「フォアとバックのどちらを狙うか迷った時は…相手攻撃を得意としない方を狙うことを心掛ける」

*2…深い位置を狙って攻撃し、チャンスをつくる。
「深いボールを送れば、返球の種類を限定する事が出来る」

*3…レシーブから攻め、ラリーの主導権を握る。
「ツブ高が下回転サービスを出す時は、相手にツッツキでレシーブさせ、3球目をプッシュで攻めると考えている」

*4…ラリーで粘り、チャンスボールを待つ。
「ラリーで横回転をすると、ボールは左右に揺れ不規則な変化が起きやすいので、真下、真上回転などで、出来るだけ単純ボールで粘る」
「上回転系と下回転系のボールを交互に繰り返すと、ツブ高ラバーに対してミスなくラリーを続けやすい」
「じっくり粘ってチャンスを待ち、チャンスボールと判断したら思い切って攻撃しよう」

*5…ロングサービスで、大きなラリーに持ち込む。
「ツブ高ラバーは、台上の細かい技術をこなすのに有利なラバーで、台上争いでは主導権を握られてしまう」
「大きなラリーに持ち込めば、ツブ高ラバーの長所を発揮することが難しくなる」
「ツブ高の打球が少し浮いても、自分の狙った回転でない時には、無理をしないで攻めやすいボールを待って攻撃しよう」