2015年05月31日更新
レディース大会県予選会の相互審判の難しさ

写真:レディース大会県予選会の相互審判の難しさ

30日土曜日に、「相模原市立総合体育館 中体室」で神奈川県代表8枠の獲得戦が行われました。
この大会は第一三共ヘルスケア・レディース2015「第42回関東レディース卓球大会 県予選会」です。
中体室を使用し、A~Fブロックの4チームリーグ×4,3チームリーグ×2の神奈川県のみ全22チームの参加です。

朝の練習後、オーダー表を見ると、前回全国大会予選を勝ち取っているチームが、同リーグに記載されていました。
この予選会は、6ブロック1位の6チームは代表決定に成り、後の2チームは2位トーナメント戦で決定されます。
種目は・団体戦で(4単1複) ・オーダー順は①s60②s50③w④s40⑤s30
※年長者は若いクラスに出場可
・県代表7チームと要項には書かれていましたが~8チームに増えたのでしょうか?
   (本大会は9月にぐんまアリーナで行われます。団体戦参加費は10,000円)

さあ~熱い争奪戦の始まりです。
我チームは若い選手達の活躍もあり、順調に2チームを制覇しました。
3試合目の全国大会予選を勝ち取っているチームとの対決です。
2台進行でWと①番目の試合が行われ、①とフルセットジュースでW負け、③番目の試合からは一つも落とせません。^^;
③番手、2ゲームを落とし3.4.5ゲーム連取の試合は、相互審判を取っていましたが、ハラハラと心が動かされました。
でも、代表権の掛かった相互審判では、尚更の公平さを意識しなくてはならないと思いました。

何とか、3番手選手が頑張り、あとの若い選手へと繋げました。
結果は、みんなの活躍があり、3-2でこの全国大会代表チームに勝ち、関東大会の予選を勝ち取れました。

しかし、審判をめぐる事件が起きてしまいました。
3番手の試合が終わったばかりの時、s40代の2ゲーム目途中で、私に2人審判をしてくださいと声がかかりました。
ここで話を聞くと…
バックからのサービスボールが、台上から行われているので、注意の末「フォールト」を取ったという事でした。

主審側に立った時、今までの審判が「主審は私が遣ります~」と言ったので、カウント板を持ち副審に入りました。
2ゲーム目は、主審が「今は危なかったけど、スレスレだった!」など選手に声を掛けてしまいます。
副審の私も、大丈夫な時に声をかけるのは、主審として在るまじき~と注意をしました。
このゲームでは、我チーム選手の心は乱され、試合を投げてしまった様に見えました。
結果6点で落としました。
マスターズや東京選手権で戦っていて一度も注意を受けたことは無い~と集中を欠いているようです。

先日、東京選手権大会の審判を3日間遣りましたが…朝のミーティングの際、年代別の試合では余りフォールトを取ると、試合にならないという事で、少し緩やかに審判をやってくださいと言われました。
こんな事から、中々一般選手のように日本卓球ルール通りに行かないという様子を勉強してきました。
今まで言われた 事が無いから正しいとは言えないようですが~

この3ゲーム目から、公平に両選手のサービスに注目しました。
すると、相手カットマン選手のサービスが静止した「手のひらのボールごと」上に上がり、手のひらから数センチしか離れていませんでした。
副審の私が「レット」と声を掛けました。
そして、ボールの上げが16cmに無く、離れていないことも在るという説明をしました。
副審にも主審同様の判定権が委ねられている。

【卓球競技の審判法…
2.3 副審
2.3.1 競技者のサービス動作の適法性、競技者のオブストラクションについても主審と同じ権限を有し、競技者サービスの正当性について確信が持てない場合、それがマッチにおいて初めてであれば、競技を中断してサーバーにその旨注意することが出来る】

この事から、相手カットマン選手が、主審にフォールト無しで試合に集中したいと告げて、3ゲーム目の試合を進めました。
3ゲーム目ジュースになりましたが勝ち、4ゲーム目はいつも通り落ち着いた様子が見えて7本で勝ち、1.3.4ゲームでマッチを終えました。

気がついてみれば、リーグ1位で…覚悟していたトーナメント戦をしないで、神奈川代表県を獲得できました。
その後、サービスの手の位置を少し変えた方がいいのかと聞かれましたので、頭において練習をしたほうが良いのではと伝えました。
私の経験でも、同じことがあったのを切っ掛けに、サービス練習をしたのを思い出しました。

そして、審判員の心得として、大会は選手のためにあり、ルールは審判員のためではなく選手のためにあります。
選手が公平、公正に競技出来るよう判定に集中して下さい。…と書かれています。

相互審判が殆どのローカル試合、競技に参戦するだけでなく、卓球ルールにも精通して気持ちのよい戦いが行われることを願っています。(*^_^*)