2015年05月20日更新
スポーツの”ルーティン”を知る

「ルーティン」とは…
決まりきった手続きや手順。また、日常の仕事。日課。
日常の生活の中で人は決まった流れの中でほとんど無意識に同じ行動様式をとっています。

スポーツでも一流選手に多く見られる「ルーティン」を知らず知らずテレビなどで目にしているはずです。
卓球試合でのサービス前に良くルーティンが行われています。
人様々のルーティンを受けて、私はつい惑わされレシーブミスをしてしまいがちです。

卓球競技にはサービズルールが定められていますが、この範囲を犯してのルーティンは相手も惑わす行為にもなってしまいます。
例えば、床に何度もボール突きをしたり、ボールをしっかり握った侭、人差し指を台に付いて考えている。…いつ、ボールが見えてくるんだろウ〜(・・?

この数回ものボール突きなどバットマナーとして扱われるように成りましたが、他にも多々あると思います。
しっかりルール内で行い、サービスルールに定められている静止をして、しっかりボールを相手に見せ、行えると良いと思います。

スポーツのルーティンの良い点に戻ります。
一流選手達のルーティンを思い起こしてみました。

イチロー選手…
イチロー選手はこのパフォーマンスルーティンだけではなく、日常のあらゆることをルーティン化しているそうです。
ブームを起こした朝カレーですが、今は健康を考え「いかそうめん」に変わった様です。

イチロー選手がネクスターズバッターサイクルからバッターボックスに入り、静止して構えるまでに「17種類のパフォーマンスルーティーン」が確認されたと言います。
そのパフォーマンスルーティーンとは…
この17種類ルーティンは、毎回、ほぼ同じスピードでゆっくりと行われ、その順番までも変わる事がないそうです。

ウサイン・ボルト選手は…
ボルト選手がスタート前に行う、空に指をさすルーティンも世界陸上やオリンピックで一躍有名になリました。

バレーの木村沙織 選手は…
相手がサーブする時に、レシーブする時の「手の形」を何度も繰り返す事をルーティンとして取り入れています。

体操の内村航平選手は…
内村航選手が跳馬の直前に腕を前に伸ばして「狙いを定めるようなしぐさ」もルーティンと言われています。

フィギャースケーターには、演技前よく観られます。
羽生結弦選手は…
演技スタート前のランで4回転の意識でしょうか、「十字を切るような手の動き」があります。
私は解説を聞く迄、羽生選手はキリスト教徒で神に十字を切って祈っているんだと思っていました。

小塚崇彦選手は…
佐藤信夫コーチに背中を向けて、手のひらで「クルクルポン」と気合と落ち着きをもらっています。

村上佳菜子選手は…
演技前、スケーティングをしながら「自分の胸を手のひらでクルクルと撫でて」自分のハートに「落ち着いて!!」と言い聞かせています。

この様にルーティンのメリットは、迷わずに同じ動作をとる事で精神的に落ち着く、自信を呼び覚ます。
余計なことを考えずにその場に集中できる。
ルーティンは日頃の練習を思い出させてくれ、ホームグラウンドでやっている様な気持ちにしてくれるという事です。

私にもサービス前や、試合前には「ルーティン」がありますが、対戦相手からのプレッシャー等で、時々崩されてしまいます。
メンタルを鍛え、大切な第一球目は失敗しない様な「ルーティン」を強化したいと思います。
皆さんも、「自分のルーティン」を作り出して下さいね☆彡