2015年01月28日更新
競技ルール「リターン」の最新改定とは?

競技ルール「リターン」の最新改定が27年1月1日にインタネットで掲載されました。

以前から日本卓球ルールブックに定められていた、「 1.7 リターン 」がH26.4.1に文言修正されていました。
この後、H26.11後半の審判講習会で再度この基本ルール改正が行われることの説明を受けた人達が居ました。
しかし、間違った解釈で伝わったのでしょうか?
この直後に、ダブルス大会で得点に絡む決定が行われ、混乱した事を聞きました。

この件で、この試合当事者の友人から質問を受けたのですが、何か答えが実際と上手く絡みませんでした。
そこで、日本卓球協会当てに質問メールを送ってみました。

この回答としては、H27.1.1付で「H27.4.1改定、実施の日本卓球ルール(改定概要)」に記載されました。
■改定前…  1.7  リターン
      1.7.1 サービスまたはリターンされるボールは、ネットアッセンブリを越えまたはう回して通過し、直接あるいはネットアッセンブリに触れた後に相手コートに触れるように打たなければならない。


■H26.4.1改定… 1.7  リターン(文言修正)…「」内が修正
        1.7.1 「相手競技者から」サービスまたはリターン「された」ボールは、ネットアッセンブリを越えまたはう回して通過し、直接あるいはネットアッセンブリに触れた後に相手コートに触れるように打たなければならない。


■H27.4.1改定… 1.7  リターン …※印部分の削除
        1.7.1 相手競技者からサービスまたはリターンされたボールは、直接あるいはネットアッセンブリに触れた後に相手コートに触れるように打たなければならない。
※「リターンされたボールは、」以降の「ネットアッセンブリを越えまたはう回して通過し、」を削除。

皆さんはこの改定分を読んでどのように理解しますか?
実際に試合で起こりうる基本ルールです。
この同じ文章で理解がまちまちでは、1ポイントが左右されてしまいます。
皆で話をしていると、この文章に書かれていない所迄「想定し」理解してしまうということが解りました。

この改定文章に書かれていない部分はルール違反ではないということです。
〜例えば「ネットを越えてラケットを出してはいけない」「相手コートまで踏み込んではいけない」‥

卓球ルールや技術解説書、文章だけで読み取ることは、ルールだけでなくプレー技術もなかなか難しいですね(*^_^*)