2014年11月14日更新
卓球競技領域からの離脱は「3m以内」

卓球の試合中、競技者は通常、試合終了まで競技領域またはその近くに留まっていなければならない。
勿論、怪我などで審判長の許可がある場合を除きます。

では、皆さんは競技領域内から離れるときは「3m以内」ということを知っていましたか?

私は、昨年の夏、正にこの経験をしました。
それは、ある年配男性との試合で、フルセットのジュースを繰り返していて、とても緊迫した場面で起きました。
審判をしていた高校生の女の子が、次の試合の呼び出しで、本部からのアナウンスに反応して、カウント版をその場において本部に駆けよってしまいました。

後一本でジュースを制覇したく、サービスをしようとしたら、審判がいないのに気付き手を止めました。
高校女子審判は、すぐ戻るんだと集中を切らさず〜イメージをしていました。
何時になっても戻らず、相手年配選手は遠くに置いてあったバック近くで、水を飲みながら仲間の人達のアドバイスを受けていました
私は、本部にこの状況を伝え、別の審判に来てもらいサービスのイメージに入りました。

しかし、年配選手は戻らず、仕方なく体育館半分くらいを歩きまわり近づいて、その選手を含めた4.5人に怒りをぶつけました。
「試合中、こんな遠くまで移動し、しかもアドバイスを受けているなんて、ルール違反も甚だしいではありませんか!!」
すると、相手選手は「審判がいないんだから何が悪いんだ〜」と逆に怒りだしました。
この試合は、冷静さを欠いた私の負けになりました。

試合が終わっても、私に言われたことで、まだ相手男性が怒っています。
怖くて反論できず、試合も負けて^^;ランク落ち!!  今でも忘れられない試合の一つです。
すぐに家に帰りルールブックを確認しました。
こんな時、このルールがハッキリ言えたらよかったですね!!


もう一つは、東京で行われた定時制高校の全国大会の審判で遭遇した場面です。
私は、この試合の審判の番では無かったのですが〜勉強のためにそっと近くで一部始終を確認に行きました。

一人の選手のラケットが破損部分が多く試合では使えないということでした。
この選手は、2階に置いてあるバックの中に予備のラケットがあります…と答えていました。
この時には、審判員が選手を同行して審判長と審議をしていたので、審判長の判断で2階迄駆け上がり予備ラケットを取りに行かせました。

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卓球競技の審判法より
 11.6 競技領域からの離脱
11.6.1 審判長の許可がある場合を除いて、競技者は通常、試合を通して競技領域内またはその近くに留まっていなければならない。
   ゲーム間の休憩時間及びタイムアウト中は、主審の監視下で、競技領域3m以内に留まなければならない。
   
   例えば競技者の負傷により、競技が緊急中断となった場合、審判長は負傷した競技者が応急手当を受けるべく、離れる事を許可   できる。
   
   審判長は自らの裁量において、選手に対してその中断の間に競技領域を離れることや、どのコートでも練習を許可することが出来る。

   競技領域を離れる競技者には、役員が付き添わなければならない。    

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自分には関係ないルールのようですが、多くの試合では起きうることでルールが定められたと思います。
ルールブックを読んでいて、このルールには嫌な思い出を昨日のように思い出されました^^;