2014年11月03日更新
卓球競技での審判の責任

サッカー、野球を始めいろいろなスポーツがテレビ放映されています。
先日のプロ野球「日本シリーズ2014」では審判の正しい判断で勝敗が決定しました。
テレビを観戦していた私も何が起きたかよくわかりませんでした。
相手、阪神監督の抗議にも毅然として勝敗の判断を伝え試合は「ソフトバンク」の優勝が決まりました。

我が卓球競技の場合、故意による不正な行為や、違反行為はそれ程多くはありせん。
こうした行為が起こるのは少数の競技者やコーチに限られますが、一旦起きると影響は非常に大きく、しかも抑制するのが大変難しい場合が多いのです。

主審の責任(15.1)としての審判法を書いてみました。
(日本卓球競技の審判法/審判員の手引きより)

15.1.1…バットマナーは様々な形態をとることから、厳格なルールの規定はない。
    許容し得る行為の基準を設けて適用することについては、事実に基づく判定というよりも、常識的な判断にゆだねられる。

 (^^)常識的な判断??これが一般の大会では揉めていますね…ウ〜ン

15.1.2…競技者やコーチの行為が相手競技者に対して不当であったり、観客を怒らせたり、スポーツの品位を落とすような不名誉な行為の兆候がみられた場合、主審はただちにそれを対処すべきである。

 (^^)些細なことだと判断し見逃してしまうと、その行為がのちに重大になった時、正しい処罰を科すことが大変困難になってしまいます。

15.1.3…しかし、主審は故意ではない不適切な行為に対して、過剰に対応することは避けるべきである。
    それは憤慨と憎悪をまねき、主審の権威を損なうことに成るからである。

 (^^)一般には気付かない出来事に対して過度の注意を引かせたり、競技者やアドバイザーを犠牲にして状況悪化させない方法で行動すべきだと思います。

15.1.4…競技者がプレー中、得意になったり、怒ったり大声を発生している時主審がどのように処理すべきか判断するような場合。
   会場の騒音に紛れている場合は、競技を中断せず継続し、ラリー終了時に違反した者に注意を与えることが賢明な方法との場合もある。

 (^^)観戦者の多い大きな大会では騒音が大きく臨機応変、審判の判断は難しさを求められています。

15.1.5…他のバットマナーの例では、競技者またはコーチの審判員に対する無礼な態度である。
    (執拗な抗議、カウント器を変える、役員を脅す)

 (^^)卓球競技の品位や審判員の権威を落とす為に、審判として強く抑えなければならないと思います。

15.1.6…バットマナーが起こった場合は、主審はその違反が非常に重大な時は、競技を中断してもただちに審判長に報告すべきか判断をしなければならない。
   初めてなされたバットマナーには、極めて重大な違反でない限り、審判長に報告する必要はない。

  (^^)多くの場合、主審の最初に行動は、競技者に対しての行為受容はできない警告を発する事なんです。

15.1.7…副審がバットマナーを見つけた時には、手を上げて「ストップ」とコールして、主審に知らせなければならない。

  (^^)副審にも主審同様、競技をスムーズに進める為適切な対応を取らなければならないのです。


競技者のマナーと主審の責任として、「日本卓球ルール」では卓球競技に関わる大会役員、選手達の常識的な判断にゆだねている。
皆のスポーツマンシップが試されているのですね!!