2014年10月05日更新
卓球に備えて…体力を測定してみましょう!!

「Kクラブ」の中にも、試合中に怪我をしたり、家事中に物との接触で骨にヒビが入ったなどの報告もあります。
私自身も体調不調による体力不足で転んでしまった経緯もあり、体力測定をしてみました。

あなたの体内年齢、知りたくありませんか? また、「体組成計」ってご存じですか?
自分を知るために、スポーツセンターのトレーニング室に血圧計と体重計のような「体組成計」があり、トレーニングの前後に必ずチェックしています。

1992年に世界初の体脂肪計が開発されてから約20年後には、 体脂肪計に変わり、ダイエットの必需品となった「体組成計」が開発されました。
体重、体脂肪量だけでなく、筋肉量や基礎代謝〜体水分率まで様々な項目を測定することができます。

「体組成計(タニタ)」で測定できるものを書いてみました。

■体脂肪率とは?…肥満度率ですね。
肥満判定は体重ではなく体脂肪率で判断します。

体脂肪とは、活動エネルギー源だけでなく体温を保ち、皮膚に潤いを与え、なめらかなボディライン、ホルモンの働きを保つなど、健康・美しさに欠かせないものだということです。
でも 体脂肪率が高すぎると、生活習慣病の原因となり、「高血圧」「高脂血症」「糖尿病」が心配されます。

◯ポイント!
「適切な体脂肪率」とは性別・年齢にあった判定であり、体脂肪率判定表で自分の年齢の率を確認するとよいでしょう。

◯内蔵脂肪レベルとは?
おなかがぽっこりしてきたら気になるのが「メタボリックシンドローム」ですがメタボ診断で重要視されるのが内臓脂肪の測定。

■筋肉量とは?
「骨格筋」に分類される足や腕などの筋肉などで、その他にも内蔵や血管などにも「平滑筋」に分類される筋肉の1つ。
 体組成計で指す筋肉量は、骨格筋・平滑筋と水分量を含んだ値。

◯ポイント!
女性の中には、ほっそりした体を好み、筋肉なんて付けたくないと思われるかもしれませんが、筋肉量が減るとエネルギー消費が減るため脂肪が蓄積しやすくなりさまざまな病気の原因にもなります。
また、筋肉量が減ると骨量も減少すると言われています。


■基礎代謝とは?
基礎代謝とは、心臓を動かしたり体温を保ったり「生きていることを維持するため」のエネルギーで、ごろ寝していても絶えず使い続けるエネルギーのことです。

基礎代謝は1日の消費エネルギーの「7割以上」を占めるそうです。
消費エネルギーの大半を占める基礎代謝は、ダイエットに大きな影響を与えますね。

男性は18歳くらい、女性は15歳くらいをピークに、基礎代謝は年齢と共にどんどん低下します。
「若い頃より太りやすくなった気がする」と感じる人も多く、年齢とともに太りやすくなります。

■基礎代謝は何で決まるの?
基礎代謝が使われる体の部位で一番エネルギー消費が多いのが「筋肉」
基礎代謝はその人の筋肉量によって決まると考え、同じ体重でも筋肉が多く、基礎代謝が高い人の方が「何もしなくてもエネルギーを消費する体」と言えます。

◯ポイント!
身体がエネルギー消費の多い燃えやすい体なのか、脂肪を蓄えやすい燃えにくい体なのかを判定しているのです。
基礎代謝判定を参考に基礎代謝を高めて、歳をとればとるほど太っていく悪循環から抜け出しましょう!
(性別・年齢断層別基礎代謝基準値と基礎代謝量)

基礎代謝判定で「燃えにくい」「 標準」 「燃えやすい」で日頃の心がけを見直すといいと思います。
:基礎代謝の低い(燃えにくい状態)
 日常生活の中で積極的に体を動かすことを心がけましょう。バランスのとれた食事と適度な運動が大切です。
*エレベータなどを使わず階段を上る、休日は外で体を動かすなど身近なところから実行を。

:標準…基礎代謝を高める食事や筋肉をつける運動などを取り入れて、基礎代謝の維持、向上を図りましょう。
*うっすらと汗をかく速度でのウォーキングや、筋肉トレーニングなどを定期的に行うと効果的。

:燃えやすい…今の状態を維持するためにも日々の食事と運動を大切に。
 筋肉量をアップさせる運動を積極的に取り入れると燃えやすい体がより活性化します。
*このまま楽しく運動を続ける工夫を。筋肉に負荷をかけたトレーニングを継続して行うと、より効果的。
 

■体内年齢とは?
 わかりやすく言うと体組成は、一般的に歳をとるにつれ筋肉量と基礎代謝が低下する傾向を考え「筋肉量が多く」「基礎代謝が高い」ほど、体内年齢は若く測定されています。

■BMIとは?
 BMI(ボディ・マス・インデックス)とはWHO(世界保健機構)が提唱する肥満を判断するための基準の一つで、下記の計算式で表されます。

●BMIの計算式……         BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
●BMIから導き出した標準体重… 標準体重 = 22 × 身長(m) × 身長(m)

◯ポイント!
「BMI」とは「体格指数」と訳され、統計学的に見て標準範囲の人に比べると、BMIが標準範囲以上でも以下でも病気にかかりやすいとされています。
肥満は生活習慣病の原因とされていますが、痩せる必要がない人が無理にやせると健康を害するという事が、BMIの研究からもわかっています。

BMIは体脂肪率との相関もよく、肥満判定の手段としても用いられています。
最も病気にかかりにくいBMI値は「22」と言われています、自分のBMI値をチェックしてみましょう。

■推定骨量とは?
体を支え、内臓や脳を保護するなど大切な役割を果たす骨。
その骨全体に含まれるカルシウムなど、ミネラルの量を「骨量」といいます。

◯ポイント!
20才頃に最大の骨量となり、その後加齢とともに徐々に減少していきます。
加齢に加え、骨量を減少させるのが無理なダイエット。
逆に筋肉が増えると、骨量も増加する傾向にあります。

■体水分率とは?
体水分とは、体内に含まれる水分の事で、血液、リンパ液、細胞外液、細胞内液などをいいます。
これらは栄養の運搬、老廃物の回収、体温の維持など体にとって重要な働きがあります。

体が大きな人や、筋肉量の多い人ほど体水分量は多いので、体水分率は女性よりも男性の方が高い傾向にあり、加齢とともに減少する傾向が見られます。
また、体脂肪率が高い人は水分率は低く、逆に体脂肪率が低い人は高い傾向があります。

体組成計に乗って一番ショックだったのは「体内年齢が実年齢よりも上に出たこと」という声を聞きますが、逆に実年齢より体内年齢が若くでるとなんだか嬉しいものではないでしょうか?

私の経験でも、1日目には実年齢の1歳だけしか若くなく、がっかりしました。
でも6日目には何と何〜と7歳も若返ったではありませんか?
このぶんだと何歳まで若返るのか〜楽しみになってきましたね。…でも、頑張らないと結果はついては来ませんけど…(^_^;)