2014年09月17日更新
「卓球」と「ケガや病気」とお付き合い

卓球の練習や試合等、移動は車が中心の生活になっています。

車は、5000キロほどを目安にオイル交換をし、2年に1度の車検がある。
タイヤも溝の減りや劣化状態を見ては交換し、ワイパーも交換しなければ、雨の日にはとても見づらくなってくる。

また、釘を拾ってはパンクをしてしまい、接触により車体の損傷など、部品交換や修理等の場合もあり面倒見がタ〜イヘン。ある程度の期間使い続けていると、交換や点検・修理が必要となってきます。

人間に例えてみるならば、定期健診や診察・治療・手術にあたるのかな?!

人の体は車のように簡単に、部品交換といけないところが辛いところ。
何十年も人間をやっていると、それなりに負担がかかっていて、思うような動きが出来ないことも多くなってきました。

卓球をやられている方では、膝・股関節・肩・手首・腰・足首・首…などの故障箇所をかかえ・おつき合いしながら、日々練習に励まれているご様子。

その中でも、股関節を痛められている方も少なくありません。
股関節の痛み(症状)が進んでしまいますと、股関節の動きは悪くなり、動く範囲も狭くなって、靴下の脱ぎ着などの動作が困難になってしまい、日常生活に支障をきたすことになってしまいます。

勿論、卓球の動きにも制限されることに繋がるでしょう(−−〆)

股関節の動く方向には、6つの方向があるそうです。
●屈曲 → 大腿をまえに上げていく動き
●伸展 → 大腿を後ろに反らす動き
●外転 → 大腿を外に開く動き
●内転 → 大腿を内に閉じる動き
●内旋 → 大腿を内方向(つま先が正面から中心に向く方向)へ回してくる動き
●外旋 → 大腿を外方向(つま先が正面から外に向く方向)へ回してくる動き

※大腿とは…ふともも。

この6つの動きを複合して「股関節」は動いています。

例えば…。
・車に乗る時・お風呂で浴槽にまたいで入る時は、どんな股関節の動きをするのでしょう?

動きは…屈曲しながら外転する動きをしています。

このように股関節はとてもよく動く関節でもあり、また反対に動きが悪くなってきた場合には、その不自由さは計り知れません。

脚の付け根が痛い・違和感がある・足を動かせる範囲が減ってしまった…など女性(中高年)の女性が抱える股関節の悩みの90%以上が、股関節が変形してしまう「変形性股関節症」が原因と言われています。

長年の使用・繰返しの負担、けが等により、関節の軟骨がすり減り、骨の変形が生じたりする病気です。関節の変形はだいたい2年くらいで起こると言われています。

関節の上下には、だいたい3〜4mm程度の厚さの軟骨があり、2年・早ければ1年でなくなってしまうこともあるそうです。
(想像するだけでも、痛そうな感じがしてきました)(-_-;)

軟骨が減り、変形した足は短くなってしまい、歩き方やバランスも崩れ、膝・腰などの所にも余計な負担がかかってしまいます。症状が進行した最終的な場合には、人工股関節を埋め込む手術があるそうです。

手術には戸惑いや不安もあり中々踏み切れないところですが、痛みには変えられず、手術に踏み切られた方も卓球をやられている方にはいらっしゃいます。

動くと股関節が痛い、動きが悪いし・違和感がある…
そう感じられる時には「今の状態がどうなのかな?」「このままだとどうなるのかな?」など、股関節の専門医に相談した方がよさそうですね。