2014年09月11日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #41

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #41

カットマンです。バック面の粒高で強打……
『Q』
裏面ツブ高ラバーのカットマン
ラバーはバック面がイボ高ラバー…バックハンドの攻撃が難しいが?~。
カットをして、バック側に浮いたストップボールのバックハンドスマッシュ、ミスをしてしまいます。

ミスは、オーバーミスはあまりなく、空振りをしたり、ネットの前でボールが落ちてしまったりすることです。
打球点の位置やラケット角度、他にも上回転、ナックル、下回転などのボールを、バック面(粒)でどう打てばいいのかなぁ~


『A』
粒高でバックハンド強打はものすごく難しいです。
粒高というラバーは、カットする打法に特化したラバーで、強打やロング打法には適していない。
逆にいえば、打球が飛ばないのでネットミスばかりでオーバーミスが無く、回転の変化をつけやすいラバーだと思います。
こんな粒高を使う上では常識を、しっかり踏まえておかないと、カットマンとして向上していかないと思います。

でも 粒高で強打やロング打法をするには、「強く打つ」ことが大切。
ポイントとして…(バックハンドとフォアハンド共通)①~⑥を心掛けてみましょう!!

①ラケット面を垂直に立てる。

②ボールをこすらない。

③インパクトでしっかりとミートする。

④打球する方向へ強く打つ。

⑤振り切ること。

⑥頂点を打つこと。

飛んできた上回転とか下回転、ナックルなどの球種に対する打ち方は…
粒高は飛んできたボールの回転にあまり影響を受けないので、
裏ラバーのようにラケット角度やスイング軌道を大きく調整する必要はありません。

つまり、どんな回転のボールでにもこすらず、強くしっかりとミートすることなんです。
ドライブのようにトップスピンがかけると、打球は落ちて、ネットにかかりやすくなります。

長距離でのロング打ちや強打は…
粒高は飛ばないので、台から離れてロング打法や強打するのはかなりむずかしいようです。
強打しても、打球がナックルになって減速して飛距離が無く台に届き難い。
ロング打法や強打のときにも、かならず前陣で打つようにしましょう。


粒高で攻撃をしてミスを犯すより、ラケットを反転させて、裏で攻撃することを考えてみる事も良い方法かも知れません。
元全日本チャンピオン松下浩二さんも、バックサイドにきたボールには、ラケットを回転させて裏でバックハンド強打していました。

教室の生徒選手にも、裏面粒高カットマンとして懸命に練習しています。
カットマンの戦型を選択して、更に粒高の特徴を知って、レベルUPを目指していくのは大変ですが、面白さ楽しさも倍増するように思えます。

ガンバレ~ガンバレ~!! (*^_^*)