2014年08月04日更新
卓球ラバーの表と裏 (これから始める5種のラバー)

写真:卓球ラバーの表と裏 (これから始める5種のラバー)

卓球ラバーの呼び名ご存知ですよね!

普通、ラバーの凸凹の有る面を表、ツルツルな面を裏と呼びます。
少しややこしいと思っていませんか?
ラバーには元々スポンジがついていて、ゴムを直接ラケットに貼り付けていました。

この時、ゴムの平らな面に接着剤を付けて板に貼り付け、凸凹の面で打つのが一般的であったため、凸凹面を「表」と呼ぶように成ったそうです。
現在の主流は、弾みと回転量に勝る裏ソフトラバーですが、これはスポンジを間に挟む技術が進んだ後に定着したと言ういわれがあります。


ラバーには5種類あります…
①裏ソフトラバー…
スポンジにゴムの凸凹の面を貼り合わせて使用、ボールを打つのは平な面になります。
回転が良く掛かり、スピードが出ますが、相手の回転を受けやすいという一面もあります。
最も多くのプレーヤーが使用しているラバーです。

②表ソフトラバー…
裏ソフトラバーとは反対に、スポンジに平な面を貼りあわせて使用します。
つまり、ボールを打つのは凸凹面をになります。
裏ソフトラバーと比べると、回転がかかりにくい反面、速いボールが打てるため、速攻が得意選手が好んで使用しています。
また、スポンジが無いタイプの一枚ラバーと呼ぶものもあります。

③ハイテンションラバー…
ゴム分子の間に、特殊技術によりスプリング作用のある物質を埋め込み、通常、使用されているゴムでは出すことが出来ないテンション(張り)を保ち続けるように作られたラバーです。
見た目は裏ソフトラバーとあまり変わりません。
裏ソフトラバーよりも更によく弾み、回転もかけやすいために、攻撃型の選手がよく使用しています。

④ツブ高ラバー…表ソフトラバー(一枚ラバー)のツブが高く成ったもの。
ラバー表面でツブが倒れてボールが滑るため、回転の影響を受けにくいという特徴があります。
スピードは余りでませんが、スポンジの種類によっては攻撃も可能です。
シェークハンド、特にカット主戦型の選手は、球質に変化差をつける為に、片面に使用している選手を多く見かけます。

⑤アンチスピンラバー…
ハイテンションラバーと同様に、見た目は裏ソフトラバーとあまり変わらないものの、名前の通り、回転をかけにくい(相手の回転に影響を受けにくい)というのが何よりの特徴です。
カット主戦型の選手が使用していることが多く、裏ソフトラバーなどの回転をかけやすいラバーと、裏表で併用することによって、相手のミスを誘う様な戦術によく使われます。


~でどっちが良いのか、皆んなの意見を見てみました。

○表ソフトの選手は近年最も減少しているスタイルであります。
ボールの拡大、グルーの禁止で、スピンが減少し、しっかり回転をかけるのに裏ソフトを使うと言うのもあります。
裏ソフトと表ソフトのスピン性能の差が縮まってしまい、昔ほどナックルボールの優位性がありません。
表ソフト使用者には少々厳しい時代になっていると思います。

○「シェーク裏裏」にする必要はないと思います。
むしろ表や、粒などを使うべきだとおもいます。
「シェーク裏裏」で勝つのは、使用選手が多い中、ほかの裏裏の選手よりも優れている所や、、誰にもない個性が必要になります。

逆に表や、粒をつかうべきかも知れません。
試合では殆どの人が裏裏なので、あまり異質に慣れている人は多くはないので、「フォアとバックの球質の変化についていくのが精一杯」という人が沢山いると思います。
特に表のナックルブロックは、いやらしい。
ある意味それらのラバーを使っているだけで「個性」になると思います。

○現代卓球で最も強いのは、ペンホルダーで両面裏ソフトのスタイルではないかと思います。
フォアの強打と台上処理に有利なペンが、弱点のバックハンドを改善したこの戦法は非常に理想的だと考えられます。

表ラバーは本当に有利(相手にはやりにくい)なんでしょうか?
裏ラバーと表ラバーどっちにした方が良いのでしょうか?

色々読んだ結果は~対戦相手のレベルによりますね。
バック表での変化や速攻は効く人もいれば、これを克服した選手もいるわけですから~
目先の勝ちを優先するか、自分のやりやすさ(自分の楽しさ)を優先するかだと思います。

勝てる可能性に賭けるのもいいと思いますし、自分がやり易い方法で楽しんで先を見据えて技術向上をし結果に繋げる。
私は、フォアに表(薄)、バックに裏(中)で今のところ迷いはでていません!
参考になったでしょうか? やはり、最後に決めるのは自分自身だと思います。(*^_^*)