2014年07月09日更新
運動後のアイスバスで疲労回復!!

写真:運動後のアイスバスで疲労回復!!

今年の夏は冷夏でありながら、エルニーニョ現象の影響で気温の変化が多い年に成ると言われています(-.-)
卓球競技では風を取り入れて、爽やかにスポーツを楽しめるというのは望めません。
逆に天候悪い時にでも、競技中止に成ることはないという利点もありますが~…
汗かきさんは熱中症などのことを考えると良いことではありますが、卓球ラバーに汗がたれたり、台を濡らしてしまったり競技の集中を妨げてしまうこともあります。

皆さんは暑い中での運動では疲労度も増してしまうと思いますが、運動後の疲労回復はどうされていますか?
卓球教室では教室終了後に、ラジオ体操やストレッチ等で筋肉をほぐして終了しています。

施設が整っている場合は、アイスバスを用いた冷水浴と温浴の交代浴による疲労回復法が活用されているそうです。
近年、氷と水を入れた浴槽又はバケツに下肢を浸して3~5分間浸かるアイスバスが、行われるように成りました。
これは、筋の微細な損傷への対処や上昇した筋温を素早く下げる事を狙ったものだそうです。
私も以前、卓球競技後にユニフォームの侭、銭湯へ直行して水風呂、お湯風呂と交互何回か入って、疲労感が無くなっている経験をしていました。

話は変わりますが~
この暑い気候での練習や試合では、毎日 報道で注意を促されている、熱中症が気に成っています。
卓球教室では体の熱が上る前に、まず 水を飲んでから始めています。
運動時の体温上昇は身体運動を続けると、筋収縮にともなう産熱量は安静時の10~15倍も体温上昇するそうです。

体重60㌔の人が中程度の運動をした場合、全く放熱が無ければ体温は30分後には40℃にまで達して、運動が続けなく成ります。
しかし、実際には体温調節作用によってせいぜい1℃程度の体温上昇にとどまります。

皮膚に接する空気の温度が皮膚の温度より高い時…外気温が35℃を超える時には、熱が身体に流れ込み体温上昇が起きます。
ここで汗が皮膚表面から蒸発する時に、気化熱を奪って皮膚温度を低下させてくれます。

体は血液配分をめぐり「運動のための筋血流」と「体温調節のための皮膚血流」との間で血液の奪い合いが起こります。
皮膚への血液が増加すると、多くの血液が皮膚に溜まってしまい、心臓へ戻る血液量が減少することに成ります。

体はなんとかこれを調節できるようになっているのですが~運動強度が強すぎたり環境温度が高すぎたりすると、この調整が上手く出来ません^^;
その結果、循環器系や中枢神経系の機能不全が起こり、生命を脅かす事さえあるということに成ります。

体を暑さに慣らすには…
・暑くなり始めたら、順化期間を設ける(運動強度、時間、服装などの調節)
・順化期間の初めの2~3日は、徐々に負荷を上げるようにする。
・汗で失った分の水分と塩分を補強する。…体が暑さに慣れてくると発汗量も増えてくるからスポーツドリンクの準備は忘れない
・連日高温が続く事による疲労の累積にも気を付ける。


熱中症によるテレビニュースでの報道は、自分は大丈夫と過信しないで、スポーツ飲料を飲む、卓球場の空気の入れ替え、休憩をしながら決して無理をしない等を心掛けて暑い暑い夏の時期を乗り切りたいと思います。(^^♪