2014年05月29日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #36

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #36

教室のレッスンでも、バックハンド・サービスがうまくだせないのですが〜とかフォアサービスしかやったことがない‥の声が聞こえてきました…

『Q』
ラケットの先端を上げて出すバックハンドサーブはコンパクトなスイングだと、ネットにかかったりして相手コートに届きません。
何か〜コツは何処にあるのでしょうか?


『A』
孔令輝選手は先端をあげるバックハンド・サービスをしています。
新しいものを手に入れる為には、先ずは真似からしてみると良いそうです。

先端を上げたサービスのコツは一般的なバックハンド・サービスと同じフォームで、ラケットの先端を上げてバックスイングに入り、インパクトの瞬間にボールの左側面(右利き)をこするように打球します。
回転はあまりかからず、斜め上系のナックルという感じです。

この先端上げサービスは回転だけではなく、同じフォームからインパクトの瞬間にボールの左底辺を切れば、斜め下回転になります。
これもそれほど回転はかからず、斜め下系のナックルという感じになります。

この「斜め上」と「斜め下」をコンビネーションで使えば、相手を幻惑すると思います。

バックスイングの小さいフォームだとネットを越えにくいが…
・ショートサービスなら…ネット際に第1バウンドさせれば、ネットは越えて、しかもツーバウンドで入る。
・ロングサービスなら…第1バウンドをエンドラインぎりぎりに、速いサービス・スイングをすれば、相手コートに深く入ります。

※それでもネットを越えないのであれば、コンパクトスイングではなく、十分にラケットを引く、大きなバックスイングをとればいいのではないでしょうか。^_^
また、バックハンド・サービスのコンビネーションとして、先端を「下げる」のと「上げる」のを混ぜて使えばかなり効果的だと思います。

さらに、バックハンド・サービスは(年配者以外)あまり使われていないので、バックハンド・サービスをレシーブするのに慣れていない分、この面でも効果が期待できるという事です。

皆さんも、どんどん世界プレーヤーの真似をして、サービスの幅を広げていきましょうネ!!
最近では、必殺サービスの「YGサービス」や「王子サービス」など難しいサービスも多く観られます。