2014年05月17日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #35
卓球技術において、自分の欠点はここだと理解していても、試合になると練習通りのプレーは完全には出来ないものです。 そんな時、試合を落としてしまう時もあります。 どうすれば勝てるようになるのでしょうか…… 『Q』 ◎試合になると相手、ボールを見すぎて体が止まり柔軟に動かせない。 ◎相手の動きを見て、ボールを打ち込む方向を選択できないで、ボールの来た方向に打ってしまう。 ◎レシーブの深さが出せず、短く返球して相手に差し込まれてしまう。 このような欠点を理解しているのですが、どのようにしたら試合な勝てるように成るのでしょうか? 『A』 試合でなかなか勝てない〜自分の欠点の自己分析もできている。 この3つの「欠点」については… *試合で止まらず、体を動かすようにすればよい。 *相手のボールが来た方向とは逆の方向に打ちこめばよい。 *レシーブの立つ位置をもうすこし後ろにすればよい。 ……と一口で言えばこういうことですが〜(^_^;)。 これを具体的に考えてみましょう!! 自分の「欠点」「課題」についてよく認識しているので、もう少し具体的な課題を意識して実践的にトレーニングすれば解決なんですね。 ◆試合で体が動いていないというのは、「フィジカル」と「メンタル」を比べた場合、メンタルの比重の方が大きいと言われています。 試合はいつもの練習とは違って緊張します。それは勝ちたいという意識が練習の時よりも過剰に強く成るものです。 すると、人間という動物はどうしても結果を求めるようになり、手や腕の動きが優位となって、下半身の動きが劣位になってしまうのです。 人間特有の「自我」という心のはたらきがそうさせてしまうのです。 これは人間の大脳の自我を司る部位が手や腕の神経に直結し、優位に働くためだと考えられているそうです。 この課題を克服するには…普段の練習で、「腰を始動」する意識づけをすることです。 「腰や足から先に動く」という事です。 「手は放っておいても動く」もの〜〜スイングする時、手が遅れる事は考えずに(^^) 「「腰を始動」」が身につけば、身体全体のバランスがとれるようになって、凡ミスが減少し、打球に威力が出るようになります。 ◆逆の方向に打つ為の練習法は… ○多球練習で=クロスに送ったボールをストレートコースに、ストレートに送ったボールをクロスに打つことです。バックサイドとフォアサイドで、計4種類のコース。 ○2人が同時に切り替えをやる練習法です。 お互いに台のほぼ中央にかまえ、1人がストレート・コースに、もう1人がクロスに打ち、このラリーをつづけるのです。 これは打つコースを変える訓練、切り替えをスムーズにする訓練、小刻みなフットワークをよくする訓練になる。 ◆レシーブでさしこまれるというのは… 相手のサービスがかなり深いボールの時、そのサービスが頂点となる所をインパクトする基準にします。 そして、そこから「レシーブの構える位置」を決めればよいそうです。(プレースタイルによって「構えの位置」は変わってきます)。 ・攻撃型でフォアハンドで主にレシーブするなら、すこし広めに台と離れる。 ・フォアハンド、バックハンドが五分に近いのならあまり離れない方がいいでしょう。 ※前に踏み込んでレシーブした方が、攻撃性は高まりますので、ある程度前に踏み出す事を考慮して、少し台から離れ気味にした方が、レシーブの攻撃力が高まり、さらに深いボールでもつまることはないでしょう。 ■最後に試合で勝とうと思えば、まず自分のプレースタイルをよく分析して、最もよく使うスイングの種類をピックアップして、その比重に合わせた練習を多くとるようにします。 ・ドライブによる得点が多ければ…ツッツキ性のボールをドライブする練習を主体にして、「フォアハンド・ロングやバックハンド・ハーフボレー」のスイング補償する為の、フットワークや切り替え練習に多く時間を割り当てると良いそうです。 ・試合に勝つには、サービスを絶対に磨くべきです。 (3球目攻撃をしやすいサービスを数種類)、回転、コース、フェイント性などを、十分に磨く。 これらの「サービス」と「3球目攻撃の武器(ドライブ‥)」が上手く成れば、必然的に試合で勝てるようになってきます。 ☆彡 どのスポーツでも同じですが、試合でも練習通りのプレーが出来るよう「心」も強くありたいと思います(*^^)v |
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