2014年04月02日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #32

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #32

「戦術」とは、どうやって考えるのでしょうか……

『Q』
試合に出た時、よく「戦術を考えろ」と言う事を聞きますが~
戦術はどうやって考えればいいのでしょうか。

『A』
普通、戦術は卓球のことをよく知っていて、客観的な視点から的確に観察し分析できるコーチが選手にアドバイスするものですが~
しかし、自分で自分の戦術を考えるのはとても大切な事で、自分を成長させるためには、絶対に必要なことだと思います。

戦術を考えるには、まず自分がどういうプレーヤーなのかをよく知る。
① 自分が理想とするプレー、あるいはプレースタイル
  ※(こんなプレーがしたいというトッププレーヤーをモデルにしてもよいでしょう)
  ※勉強にしろ、スポーツにしろ、学ぶというのはまず「まねる」ところから始まります。
  ※漠然と上手く成りたいと卓球をするよりも、はっきりとイメージしやすいモデルを作った方が早く上達します。

② 自分の技術的な長所
③ 自分の技術的な短所
  ※サービスやフォアハンド・ロング、ショート‥具体的な技術を明確に自分で分析してみる。

この①から③を明確化できれば、自分の得点パターンができてくると思います。
実際に試合でも、自分がもっとも得意として得点できているパターンが浮上してくるはず。

④得点パターンを知る
※その得点パターンをよく自分で見つめることです。⇒自分がどういう練習をどうやったらいいのかがはっきりとしてきます。
   *今はこのパターンで得点しているけど、それは自分の理想的なパターンなのか?
   *このパターンでずっとこの先も得点し続けられるのか?…しっかりと自分で分析してみる。
   *もし、この得点パターンがはっきりしないのなら、自分はこうやって得点をあげたいんだという具体的なプレースタイルを考えてみる。

(例)右のペンドラで、ドライブ主体の得点パターンをでいきたいのなら⇒パターンに必要な、サービスの球種、フットワークのタイプとか、攻撃的なドライブ技術と繋ぐドライブ術の獲得
   ×…ドライブ攻撃型をめざしているのに、カットの練習ばかりしても、あまり自分のための練習にはならず、ゲームでも役立たないはずです。

以上の①から④までができてはじめて、「戦術」というものを考えることが出来るようです!!
大変ですが、こう考えながら練習すると、練習も楽しいものになりそうですね(^^)v