2014年02月16日更新
冬場の水分補給~
昨日は平成25年度神奈川県スポーツ指導者義務教育研修会に山コーチと共に研修を受けてきました。 皆さんも御存知の通り、関東地方は再度、大雪に見まわれ、会場に着けるかどうか理解らない状態でした。 大雪に加え未明に、東急東横線の衝突で運休してしまいました。 バスと地下鉄に切り替えましたが、1時間待ってバス停に到着した運転手さんのアナウンスで「お一人様だけ乗って下さい!!」でした~ エ~~ 乗れない~~(´・ω・`) 何とか、3、40分で通着できる会場に、3時間半を掛けて到着です。~勿論遅刻でした~ 神奈川県卓球協会理事長の「鈴木一氏」の講義がもう既に始まっていました。 指導者講義の中で水分補給の大切さを繰り返しながらの話もありました。 暖房で乾燥している部屋の中での講義に咳き込みながら水を飲んでいました。…笑いながら~です。 さて本題に入ります。 何となく、冬場にも水分補給が必要と知っている人も多いでしょう! ですが、スポーツセンターでの卓球練習に行った時、水分を口にしている場面を観る事少なくなっている様な気がします。 卓球教室でも、山コーチが水分とって下さい~と声掛けをしているのを良く聞きます(^^) 冬は卓球練習をしていても、汗をかく量が少なくなっています。 そして、ペットボトルを持って行っても飲みきれずに残して帰って来ることも間々あります。 しかし、冬季は湿度が低く乾燥しているので、水分損失量は多くなっているのです。 そのため 冬でも水分補給は必要なんです。 それは発汗しなくてもヒトは一日当り、不感蒸泄で水分蒸発があります。 【不感蒸泄について】 不感蒸泄とは、私達が感じることなく気道や皮膚から蒸散する水分です。発汗は含ません。 空気が乾燥(湿度が低い)していると水分損失は多くなります。 平熱で室温が28度の時、不感蒸泄は約15ml/kg/日です。 体温が1度上がるごとに、15%増え、また、気温が30度から1度上がるごとに15~20%増えます。 例) 体重が50kgの人が38度の熱を出した場合 平熱の時の不感蒸泄 → 15x50=750 37.5度まで発熱した時の不感蒸泄 → 750x1.15=862.5 38.5度まで発熱した時の不感蒸泄 → 862.5x1.15=991.875 38.5度まで発熱があった場合は、約250mlの水分を余計に与えてあげなければなりません。 発汗の種類には下に書いたような「汗」がある事を改めて知っておくと分かりやすいでしょう! ①体温調節のため、暑い時や運動中にみられる汗 ②精神性発汗 ③感動した時、緊張した時、興奮した時にみられる汗 ④味覚性発汗 辛いものを食べた時にみられる汗 ⑤不感蒸泄 常時皮膚を潤している汗 人は不感蒸泄で0.9㍑、尿で1.5㍑、糞便で0.1㍑の合計25㍑/日を水分損失しているそうです。 これには、体温調節のための発汗は含まれてまいないのです。 また、運動により呼気量が増加し呼気からの水分損失も増加します。 更に、冬季は寒さによる寒冷調節のための発汗が起きます。 発汗量は運動強度と着衣量、環境温度も関係してきます。 普段の練習時に体重を測定してその減少量(発汗量)を把握しておくと水分・塩分の補給量の目安に成るということです。 また、冬季でも熱中症は発生していると警告し、その予防のためには脱水の回復に水分・塩分補給が必要と書かれていました。(^.^) |
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