2013年11月10日更新
卓球あれこれ 『Q&A』 #24

写真:卓球あれこれ 『Q&A』 #24

天性の柔らかいボールタッチ、天性の球ぎわの強さは練習で上達しますか……

Q よく雑誌などに、天性の柔らかいボールタッチとか、天性の球ぎわの強さなどとよく書いて有りますが、それは練習で克服出来ますか? 
その練習方法とはどの様にしたらよいですか?。


「天性の柔らかいボールタッチとか、天性の玉際の強さ」について、教本を読んでみました。それによると…

この「天性」というのは、雑誌の書き手の表現上での一種の比喩であり、あくまで主観的なものの見方でしかないので、この表現はそんなに意味のあるものでは無いということです。
その「天性」と表現された技術が、「そうとう巧みである」という程度に考えればいいでしょう。

「柔らかいボールタッチ」ですが、「反対」と指摘されるのは、「硬い」のでしょうか。
この表現から考えられることはインパクトの時、肩や手に力が入りすぎて、フォームバランスが、どこかぎこちなくみえるせいかもしれませんね。

一度、腰を意識して、腰から始動するようにしてスイングしてみてください。
そうすれば、フォームのバランスがよくなり、ボールタッチも柔らかくなるでしょう。

つぎに「球ぎわの強さ」というのは、常識的には練習を多く積んでいる者ほど強くなります。
ちなみに、高校で名門といわれ、毎年インターハイの上位に進出するような学校の選手は、みな球ぎわに強いものです。
そして、名門校に共通するのは、長時間の練習を積んでいること、それに凡ミスをゆるさない指導にあります。
「球ぎわの強さ」というのは練習のとき、「腰から動くぞ」とか、「絶対に凡ミスをしないぞ」と意識するだけで、かなり克服することができるでしょう。

「天性の柔らかいボールタッチとか、天性の玉際の強さ」という、この2点をもったプレーヤーというのは、たとえば日本のトッププレーヤーなら水谷選手。
(雑誌で「天性のボールタッチの柔らかさ」というのは水谷のことではないでしょうか)、
世界なら世界チャンプのワン・リチンということになるでしょうから、彼らのプレーをよく観察することも参考になるでしょう。


最近Kクラブ卓球教室では「このボールタッチの練習」をフォア・バックの基本に加えてやっています。
体全体とはいきませんが、まずはネットに近づきラケットでのボールタッチだけですが〜
最初の頃は、どうなるのかと思うほどでしたが…皆、随分 ボールタッチがソフトになってきましたね!(^_^)
この先、オールラウンドや試合で応用出来るようになるといいですね〜(ohtuka)