2013年09月29日更新
マッチ演出の重要な一部”卓球カウント器”

写真:マッチ演出の重要な一部”卓球カウント器”

普段の試合は、資格のある審判員だけでゲームの審判をしているのではなく、試合参加の選手達が交替で行っています。
有資格者の方が少ないかと思いますが、公正を期すスポーツに於いて、偏りがあったりすると結果によっては後味の悪いものとなってしまいます。

故意にしていなくても、卓球競技ルールに精通していなかったり、判定が疎かになったり、ルール違反を見逃していたり、しばしば問題が起こっています。
卓球競技の向上と共に、審判法をしっかり頭に入れて試合に臨みたいと思いませんか(*^^*)

余りおもむきを置いて扱っていないけど、試合の審判をするのに一番助かっているのが「カウント器」だと思います。
カウント器を正しく使う事は「マッチの演出の大変重要な一部」だと、皆さんはご存知でしたか?


◎卓球協議の審判法/審判員の手引(H24年度版)より〜
17  【カウント器】
17.2 カウント器は、使い方によって色々な情報を表すことが出来る。
   例えば競技進行の役員に必要な情報として…
      ・ マッチ前にはカウント器を何も生じされていない状態にしておく
      ・ 両方の競技者がコートに入ったらゲームスコアを「0−0」にする。

17.3 ゲーム開始前は、ポイントスコアは何もない状態にしておく(0−0は表示しては成らない)
   主審がゲーム開始時「ラブオール」(0-0)宣言してから”0−0”を表示する。
   ゲーム終了時には、主審の記録や周りの人の為に、終了時のポイントは暫く其の侭にしておく。

17.4 カウント器には「ゲーム結果」と「ポイントスコア」とが同時に表示する事を避けなければならない。
   ゲームスコアは、ポイントスコアを元に戻す迄は変えてはならない。
   ※例えば…4ゲーム目直前でのゲームスコアを1-1,ポイントスコアを”11-7”と表示する。
        (ゲームスコア2-1,ポイントスコア”11-7”と表示してはならない)

17.5 軽いカウント器であれば、タオル使用時の6本ごと、死角になっている両サイドに見える様にする。

17.6 カウント器の表示数がポイントスコアの数字が超える場合の良い方法は…
   ”10-10”から加算して表示すると良い。
   (こうする事により、観客にとって1ポイント毎にサーバーが交替することが理解できる。)


18. 【結び】審判の職務は難しく、労を要するものです。
   ・公平にしなくてはならないが、しかし寛大すぎず、厳格であっても差し出がましくなく、
   押し付けること無く、自信を持って行動しなくてはならないと考えられる。
   ・殆どの人にとっては、これらの資質は経験のみを通じて得られる為、審判法を身に付けよう精進する心掛けが必要です。


18の結びのように、私も日本リーグの審判要請、経験後からは、自分の参戦した相互審判でも、判定には声を出し、カウント器を持っていない方の手で、エッジボールイン、レット、ストップのジェスチャーもしっかりとやり、サービス交替時のジェスチャーは必ずやっています。

こういう審判をやるように成ってから、試合進行がスムーズに成り、私の審判での揉めもありません!
そして、試合終了時には、両選手から「審判ありがとうございます!!」と声が掛かるように成りました。皆さんも、審判法を勉強して、気持ちのいい試合をしてみませんか? …(^^♪