2013年09月20日更新
ラージボールにもサービスルールはある!!

写真:ラージボールにもサービスルールはある!!

先日、横浜に於いて開催されたラージボール大会に久々の参加です。
硬式の合間に練習したかったのですが機会を逸しての当日です。
試合会場へ到着してから、開会式までの練習は二人とも真剣です。

いよいよ試合開始です。
硬式卓球より更に、しっかりボールを呼び込んで、早撃ちしない…足から動いてボールを捉えしっかりラケットハンドを振り切る!!
年代別シングルスですが…何とかやっとの思いで決勝に辿り着きました。

この決勝では、ラージーボールでは掛かり難い横回転の効いたサービスが上手く取れず、自分の思う深めの位置に入らずに3球目攻撃を受けてしまいます。
上手く戦えず撃沈でした~(*_*;

家に帰りこの日撮った動画をパソコンに移して、じっくり観てみました。
大きな44㍉ボールによく回転がかかっている理由が判明…
ボールを握り、静止もなく、ぶっつけた感じの横回転サービスでした。

ついラージボールなので、試合前のラバーの見せ合いも省略、私も、審判もサービスルールも薄れ試合を進行してしまいがちになります。

最近、ラージボールのラバーもメーカーが力を入れてきているし、イボ高ラバーの使用も認められルールも少しずつ、競技スポーツ化してきているので、良く勉強していかないといけないようです。
ラージボールのルールについて書いてみました。

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 新卓球(ラージボール)サービスルール…2011年ど版・第一章総則より~
【サービス】
第7条 サーバーはフリーハンドの手のひらを開き平にし、その上に掴むとこなく自由に転がる状態でボールをのせ、静止させる。この状態からサービスは開始される。

2・次にサーバーは、ボールに回転を与えること無く、ボールがフリーハンドの手のひらから離れた後、打球される前に何ものにも触れずに落下するように、ボールをほぼ垂直に投げ上げなければならない。
★投げ上げる高さは任意とする。

5・主審又は副審に、競技者の行うサービスが正規の条件に合致しているかどうか見えるようにサービスする事は競技者の責任である。

6・主審又は副審は競技者のサービスの妥当性について疑問を持った場合、そのマッチに於いて初めての疑問であればポイントの判定はせず、その旨注意を与えるものとする。

7・そのマッチにおいてその後、その競技者が同じ理由で、あるいは別の理由で疑わしいサービスを出した時は、相手競技者にポイントが与えられる。

8・サーバーが明らかに正規のサービスの要件に合致しないサービスを行った時は、注意が与えられること無く、レシーバーにポイントが与えられる。
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大きく軽いボールだからラリーが続く! 新卓球(ラージボール)の説明です。
日本卓球協会が研究し1988年に新卓球として生まれた競技です。
使用するボールが卓球よりも大きく軽いのでスピードも回転数も遅く、ラケットに当てるのが容易で、気軽に卓球のおもしろさを味わうことができます。

研究の発端は、全国会議で「卓球を始めた子どもたちが、簡単にラリーが続かないので飽きてやめてしまうケースがある。なんとかならないか。」といった声があがった事からでした。
その為「幼児から高齢者まで初めて卓球に触れる方がすぐに楽しめるボール」として開発されました。

試合方法やルールは既存の卓球とほぼ同じですが、卓球初心者にも卓球の魅力が充分に感じられるよう用具やルールが開発されています。

…道具、コートなど…
ボールの直径:44mm(通常の卓球に使われるボールより直径が4mm大きい)
ボールの重さ:2.2~2.4g(通常の卓球のボールより0.35g軽い)
ネットの高さ:17.25cm(通常の卓球のネットより2cm高い)
テーブル:通常の卓球と同じ
ラケット:表面に貼られるラバーは粒高でない表ソフトラバーに限られる。

競技方法…
1対1(シングルス)、または2対2(ダブルス)で行われる。
1ゲーム11点先取。3ゲームマッチで先に2ゲームを取ると勝ち。
サービスは2本交代。得点が10対10になった場合は、サービスが1本交代になり、先に2ポイントリードした方が勝ちとなる。
さらに12対12になった場合は、先に13点目を取った方が勝ちとする。

楽しめる為の卓球と開発されたラージボールですが、試合となったら、硬式卓球と同じにルールをしっかり守って競技をやっていきたいですね\(^o^)/