2013年08月30日更新
試合での「2本」を身につける!

写真:試合での「2本」を身につける!

夏の暑さもほぼ一段落がつきつつあります。
例年にない暑さで試合会場への足が遠のいていましたが、久々のシングルス大会に綾瀬まで出かけて行きました(ohtsuka)
この夏は暑さの中、裏面バックハンドやチキータレシーブ、YGサービスなど新しい事など考えて練習は懸命にこなしていました。

明日が綾瀬シングルス大会という時に、YGサービスを判らないモーションで出せないものかと…つい思いついてしまいました。
前日の練習のなか、普通の練習をしながら、モーション練習をしてみました。
練習の終わり頃には、安定してきたかのように思い、明日の試合では是非試してみよう~なんて^^;

試合の行方は、皆さんご想像の通りです。
この日の試合では、ジュース、ジュースと接戦ですが、後2本に振り回された日でした。
サービスを含め、2本を手に入れる戦術はと思い、戦術ノートを振り返って、開いてみましたら案の定、無謀だった事が明確に成ってしまいました。

「試合で使うプレーを練習で同じにやろうと思っている」と大半の選手は答える、それは正しい事のように思える。
しかし、練習はミスをしても許される場で、試合はミスをしてはならない場です。
スマッシュに例えると、目標が時速100㌔だとすれば、練習では時速150㌔のボールを打たないと試合では100㌔のボールは打てない。

試合での緊張感やプレッシャーというものを差し引いて考えなくてはならないということでした。
ミスに対して必要以上に神経質に成り、練習ではできていたのにとショックを受けてしまうもの…
この場合、練習の3割減ではすまず、5割減、あるいは7割減、8割減の状態のなるだろうと書かれていました。

又、2本のポイントでは…
「特に実力が同じランク別の試合では、2本のファインプレーが試合の流れを決める事がある。
その2本は「信じられない神がかり的なプレー」「意外性のあるプレー」である。
競った時のファインプレーが相手に心理的なダメージを与え、自分の勢いを加速させる。
通常の技術の練習にほとんどの時間を使わず、2本の為の練習をもっと大事にすべきではないだろうか」だそうです。

「安全な卓球」では試合に勝てないと思い、想像をふくらませたプレーを考えついた所までは良いが、もっともっと時間をかけて、練習しなければいけないんだと改めて感じました。

友人の試合では、バックサービスが聞いて4-0と好調な滑るだしをしていましたが…
次のサービスでは、フォア前フォア下サービスを出し、相手選手のホットした顔が見え、プレーが蘇ってきたのを見ました。
あとで聞いたら「同じサービスでは次は打たれてしまう気がした」と言っていました。

これも「戦術の本」では、『効いているサービスは徹底的に使え』という活字が飛び込んできました。

現代卓球では「先行逃げ切り型」が主流になり、11点制になってからこの戦い方で無いと試合に勝てない。
試合の出だしでサービスが効いて、リードを広げるチャンスがあったにもかかわらず、サービスを変えた事で、試合の流れがガラッと変わってしまう事があると書かれていました。

「心の戦術」を知ることの大切さは、練習にはなく、試合で学べるものだと思います。
これから少し涼しくなってきますので、試合に参戦して行こうと思います。