2013年08月05日更新
卓球シューズについて

写真:卓球シューズについて

卓球の道具というと、ラケットやラケットに貼るラバーを慎重に選ぶと思いますが、激しく動き回る卓球にとって卓球シューズにもこだわりたい道具の1つです。

一般に、初心者 は筋力が弱いという図式が成り立ちます。
自分の足に合わないシューズで卓球を行うと、捻挫などの怪我にもつながります。
自分の足に合うシューズで、なおかつ激しいフットワークに耐えることが出来るシューズを選びましょう。

服装など二の次にして、とにかく靴だけは良いものを履いてください。
卓球は、思っている以上に激しいスポーツです。

福原愛選手などの卓球選手が有名になり、ミズノなどが卓球シューズの開発に本腰を入れ始めてから5年以上が経ちました。
大手のメーカーからも、卓球シューズはいろいろ発売されています。
フットワークを大切にする卓球なので、ぜひとも卓球シューズを選ぶ時は慎重に、自分の足にあったシューズを選んでください。

中国選手が全員ミズノのシューズを履いているのは、国家単位でミズノと契約をしているからです。
一応ミズノも様々なタイプを用意していますが、基本的には素足感覚のシューズが多いです。
他、プロ選手はシューズも契約条項に含まれることが多いので、契約しているメーカーのシューズを履いたりしますが、やはりフットワークは重要な要素なので、どうしても別メーカーのシューズを履きたい時は契約に入れないこともあります。

卓球シューズの正しい選び方 
基本的にはどこのメーカーでも自分に合うシューズを探しましょう。
実際に履いてみてから買うようにしましょう。

見た目よりも『自分に合う』、『性能がいい』ものを買うようにしましょう。
卓球の上達に少なからず繋がります

・シューズってどんな種類があるの??
シューズは基本的に素足感覚のシューズとクッション性のあるシューズがあります。

・どんな会社のシューズを買えばいいの??
シューズはMIZUNO等の定番の靴メーカーもバタフライ等の卓球メーカーもシューズを発売しています。

ポイント
MIZUNOのシューズは『素足感』を重視している商品が多いです。
アシックスのシューズは『クッション』を重視している商品が多いです。

・可愛いシューズってありますか??
女子では性能よりも見た目を気にして可愛いシューズを探している人がよくいます。
ですが、卓球は男女どちらでも使えるシューズが多いためあまり女子から見て『可愛い』と思うシューズはかなり少ないと思います。

・卓球用でないシューズを使ってもいいの??
使ってはいけないというルールはモチロンありません。
体育館シューズならば何でもOKです。しかし、オススメはしません。
基本的にはバッシュ、バレーシューズではなく卓球用シューズをオススメします。
※シューズを変えたからといって絶対に強くなるわけではありません。

素足感覚のシューズのメリットは、やはり何と言っても軽量性です。
クッション重視のシューズに比べると、片足辺り20~40gくらい違ってくるのではないでしょうか。
脚力の有る選手なら、素足感覚のシューズの方がフットワークが速くなりますし、屈曲性も高いため複雑な動きに対応出来ます。

また、地面との距離が近くなるので自分の足のひらで捉える感覚にもなりますよね。
その代わり、これはメリットではないですがアウトソールも薄く作られている事が多いので、
すぐに磨り減ってしまいます。

脚力のない選手が素足感覚のシューズを履くと、脚を痛めたりする可能性もあります。
シューズが曲がりやすいと言うことはねじれやすいですし、
自分の足もねじれやすいということなのです。

クッション重視のシューズはどうしても重くなりがちですが、踏み込んだり飛びついても衝撃を吸収してくれるので足への負担が小さいのがメリットです♪
また、長い間フットワークしても重いこと以上に衝撃緩和で結果として疲れにくい、痛くなりにくいというのもあります。

脚力のない選手や初心者は、クッション重視のシューズを選ぶべきでしょうね。
その代わり履き心地は厚ぼったいですし、地面から遠くなるため違和感を感じる人も多いようです。

ミズノは素足感覚のシューズが多いと書きましたが、これはミズノシューズの特徴である「ミズノウェーブ」が衝撃吸収以上に反発力をもたらす素材であるためです。
つまり、ミズノウェーブが働くと選手のフットワークを助長して、より早く動けるように反発してくれるということです。
それを生かすにはより軽量であることが重要になってきます。

一方、アシックス(バタフライ)は「αゲル」などの衝撃吸収剤をかかとに組み込み、高いアンチショック機能を備えています。
ですから性能が自然とクッション重視になりますし、わざと反発機構を入れず選手の能力を尊重する設計になっています。
ミズノが「特殊素材」、アシックス(バタフライ)が「木材」みたいなものです

耐久性に関しては、アシックスも決して高くはないのですがそれでもミズノに比べたら、「NCラバー」という耐久性の高いゴムを採用しているので磨り減りにくいです。

「グッド・スポーツシューズ」8つの条件
①フィット感
これは人それぞれ。上記のフィッティングの5つのポイントを参考にしてください。

②クッション性
走ったり飛んだりした時の衝撃は、結局、膝や腰にかかってきます。
だからこの衝撃をしかり吸収してくれること。

③安定性
クッション性があっても、そのために不安定になると、捻挫の原因になります。
だから、走ったり飛んだりした時に、足がぐらぐらしないこと。
(子供の場合は、くるぶしまで包み込むミドルタイプがおすすめ)

④屈曲性
足を曲げた時に、無理なく曲がることが大切。これは種目によっても変わってきます。
前後方向に曲がるのか。360度曲がった方が良いのか。

⑤グリップ性
走って、止まってという時に、しっかり地面をつかめるかどうか。
滑りすぎると疲れるし、止まりすぎても膝などに負担が掛かるので、スポーツの種目や、例えばテニスコートの材質なども考慮することが必要です。
小学生の低学年期にむやみにスパイクを履くのは、膝に負担が掛かるので注意した方が良い)

⑥軽さ
軽い靴の方が基本的に疲れにくいです。
ただ、他の要素、クッション性とかグリップ性とかとの、兼ね合いということになります。

⑦通気性
スポーツはたくさんの汗をかく上に、日本は湿度が高いので、通気性の良さは不可欠です。
通気性が悪いと水虫やマメの原因になってしまいます。

⑧耐久性
いくら機能性に優れていても、すぐ壊れるのでは論外です。

※靴下にも注意してください。
靴下によって靴のサイズが変わるということです。厚い靴下で選んだシューズを、薄い靴下で履いてはフィットしません。
      
それからもう一つ注意してもらいたいのは、あんまり締まりすぎる靴下は良くありません。
いくら靴にゆとりがあっても、靴下で締めては意味がありません。
足の指は、親指から中指までの3本と、残りの2本はそれぞれ別の骨からつながっています。
また親指は、他の4本と違う動きをします。

それを、5本一緒に靴下で締め付つけてしまうと、自然な動きができなくなります。
だから、それぞれの指が自由に動けることが重要です。
それから靴下の中で滑らないことも大切です。
      

だからお店では、ちゃんとスポーツソックスを履いてから、シューズの試し履きをして下さいネ(^o^)