2013年08月03日更新
卓球あれこれ『Q&A』#20

写真:卓球あれこれ『Q&A』#20

『Q』投げ上げサービスには、どのような長所と短所がありますか?

『A』まず投げ上げサービスとは…ボールを高くトスして出すサービスの事です。
  一般的には30㌢ほどのトスですが、投げ上げサービスでは1㍍を超える高いトスが行われます。
  1980年代前半には盛んに行われ5㍍を超えるトスを上げていた選手もいました。
  最近では福原愛選手が、2階席まで届く様な高いトスの投げ上げサービスを使いこなしていますね!

 
  『長所』最大の長所は、強い回転をかけられる事です。
     下回転や横回転とナックル(無回転)性のサービスを混ぜることで、相手を翻弄できます。
     強く回転を掛けることで曲がりも大きくなります。
    (時には相手は空振りをしてしまうほど、鋭く曲がるサービスを出すことも可能です)

 『短所』サービスのコントロールが難しくミスをしやすい点です。
     高く投げ上げるとボールの落下点を安定させる事が難しい。
     ボールとラケットが強く衝突するので、狙ったコースにサービスを出すのは容易ではない。
     厳しいコースを狙い過ぎるとサービスミスになり易く、大事に入れに行くと平凡なサービスになる。
  ※投げ上げサービスは、しっかり練習を積んで自信を持って出せれば、相手に恐れられるサービスになる。




『Q』トップ選手などが使っている「特注ラケット」とはどのようなものですか?

『A』メーカーの特注工房で作成されたオーダーメイドのラケットの事です。
  特注ラケットは注文に応じて職人が1本1本丹念に仕上げるオリジナルラケットです。
  市販ラケットとは違い、ブレードとグリップの形状を選べる点です。
  その人のプレースタイルや個性にマッチしたラケットに仕上げる事ができます。
  完成には約4週間位かかるようです。
  ※一人の個性に合わせて作る特注ラケットは、卓球選手として究極の贅沢といえるでしょう!

    


『Q』なぜ世界ランキングに引退した選手の名前が?

『A』世界ランキングは、ランキングポイントの多い選手から順にランク付けされています。
  引退したはずの選手がランクインしていることがあるのは、世界ランキングから除外されるのは、ポイントの対象となる大会に12ヶ月以上出場していない選手と決められているからです。
  
ですから、たとえ引退した選手であっても、最後に出場したポイント対象大会から12ヶ月は、世界ランキングから除外されないということになります。