2013年07月22日更新
卓球ルールも奥が深い!!

写真:卓球ルールも奥が深い!!

審判員資格取得から3年毎の更新とあって、神奈川県卓球協会主催の研修会に行って来ました。
日本中が参院選で注目されていた日に、9時から16時迄、講義とビデオによる勉強でした。

審判部担当紹介の後、すぐにルール(審判法含む)の改正点の説明と、配られたプリントの
問題集を順を追って解いていき、リーグ戦順位の計算方法や、トーナメント表の作成方法
など説明がありました。
試合中のルールに至っては「サービスの順序」~「抗議権」に至るまで1~29項目
例題が書かれていて、私の長い卓球人生でも出会った事のないトラブル事項が記載されていました。

一つ例を上げてみます。
◆バットマナーの例
①最初は警告(イエロー)
競技者⇒2回目は相手にポイント⇒3回目は相手に2ポイント⇒4回目は審判長の失格かどうかの判断
監督(アドバイザー)⇒2回目で試合が終了するまで退場

②重大な違反は最初でも審判長に報告され、審判長判断で失格などの処分が行われる。
損傷のないラケットの無断交換・ラケットの不正改造・名前を偽っての出場・ゲーム中の暴力行為

③大声叫ぶ・汚い言葉を使う・故意にボールを潰す・ボールを競技領域外に打ち出す、蹴りだす
・卓球台、フェンス等の器具を蹴る・ラケットで卓球台を叩く・ラケットを投げつける・つばを吐く・競技役員の指示を無視する・審判員へ執拗に抗議する

こんなに事細かに例題があるのは、実際に卓球大会で起ったことでルールブックに記載されているんでしょうね(*_*;

この勉強会で残された部分と時間内に理解出来なかった部分を、遣ってみようとプリントを開きました。
この中で、リーグ戦の順位を決定し、これの基づいて決勝トーナメントの組み合わせを作成する。
ここを遣ってみようとしたらWとL…って なぁ~に??…又、ルールブックへ^^;

P34  記録の取り扱いについて

棄権が生じた時の取り扱い
1.初めから棄権がわかっている場合
  大会に参加申し込みをしたが、棄権した場合は、記録なし。
2.ある試合だけ棄権した場合(選手の急病‥)
  ①勝者のゲームスコア欄に………………W(Winner)
  ②勝者のポイントスコア欄の余白に……W/O(Waik Over)
③敗者のゲームスコア欄に………………L(Loser)
3.試合途中で棄権した場合(アキレス損傷、疲労‥)
  ①その時点での得点を対戦表に記録する
  ②勝者のゲームスコア欄に………………W(Winner)
  ③勝者のポイントスコア欄の余白に……W/O(Waik Over)
  ④敗者のゲームスコア欄に………………L(Loser)

リーグ戦(ラウンドロビン方式)に於ける得点について
1.勝者には、試合得点2点、敗者は1点、棄権0点が与えられる。
2.三つ巴で勝負計算が必要になった時。
 1)ゲーム数計算 
  ①試合全部棄権⇒5ゲームでは 3-0
  ②試合途中での棄権の場合 ⇒
    その時までの得点を有効とし、勝者に勝つ為に必要なゲーム数を与える
    :第一ゲーム途中棄権が生じた時…3-0
    :第一ゲーム先取()された選手の相手が棄権した時…3-1
 2)ポイント計算
  ①試合全部棄権の場合、すべて 11-0 で計算する
  ②試合途中での棄権
    その時までの得点を有効とし、勝者に勝つ為に必要な得点を与える
    第一ゲーム途中で棄権が生じた時。
      8-6で⑧点とっている選手が棄権した場合 8-11で計算する。
      残りゲームは 11-0で計算する。

    
WとLは棄権が生じた時の事だったのですね~皆さんは御存知でしたよね!
シングルスの試合で棄権者を大会前に役員さんが発表でしていますが~
役員さんのご苦労、勉強して段々解ってきました。
棄権にならないよう日頃から体調管理して行きましょうネ!