2013年07月18日更新
『審判員の心構えと留意事項』
![]() 全世界の学生たちが集まった「学生のためのオリンピック」と言われている、国際大学スポーツ連盟が主催するユニバーシアードがロシアで行われました。 東京では8月の3日間、全国定時制卓球大会が駒沢体育館で行われます。 この暑い夏は、選手として競技参加は少し消極的になってしまいますが~審判員の要請があり、頑張っている若い選手のお手伝いに引き受けました。 我Kクラブ員で、試合参加した時の審判で又々、揉めたという話を聞いて、この駒沢体育館で全国大会の審判をやる前に「卓球競技の審判法/審判員の手引き」を再度読んでみました。 私は「日本リーグ」審判員業務のため、数ヶ月に渡り「審判員の手引き」を頭に叩きこんで臨みましたので、結果判定やジャッジと宣告についてはスムーズでした。 ローカル試合における揉めなど~審判員の心構えがはっきり分かっていたならば対処が出来る事ばかりと感じ、一緒に勉強してみたいと思います。 ※『審判員の心構えと留意事項』 1-1競技役員として大会に臨む心構え ① 大会は選手のためにあります。 ② ルールは審判員のためではなく選手のためにあります。 選手が公平・公正に競技出来るよう判定に集中する。 ③言葉使いに注意し、選手には親切丁寧に対応して下さい。 ④選手、監督、アドバイザーに対して必要があれば厳正な態度で接して下さい。 しかし、威圧的と誤解されないように注意をする。 ⑤競技領域内では審判員同士の技量批判、説教的な指導にならず、助けあって、コミュニケーションを取って活動する。 ⑥卓球ルールに精通し、迅速な処理が行えるよう日頃から審判技術の向上に務めること。 1-2審判員としての一般的留意事項 ①実務の遂行に当り、審判長、副審判長、主審、副審、‥其々の専決区分を心得て、越権行為や批判とならないように注意。 ②審判員の判定は、厳然とした事実の判定である。 審判員が事実として主張し、ルールに基づいて判定した事は、何人たりとも覆す事が出来ないのが原則であることを自覚して主審業務にあたる。 ③主審は、担当する試合を管理する立場にあることを常に意識し試合の流れを遅らせない。 ④判定の基準となった自分の判断の根拠をハッキリとさせる。 ⑤ルール解釈は原文に忠実である事が必要である。 最終的には審判長に全件が委ねられているので、判断に迷う時は審判長の指示に従う ⑦プレー中では、ボールから目を離さない。 ⑧宣告用語はタイミング良く、明確な声で、ベンチサイド迄ハッキリ聞こえる声で宣告する。 ⑨誤った判定をした場合「コレクション」とハッキリ宣告して誤りを訂正する。 ⑩審判員は実務を遂行するに当たって、出過ぎす、目立たない様に心掛ける。 ⑪主審、副審は、競技に3分の1、ベンチに3分の1、観客に3分の1の意識で注意を払う。 1-3審判員の任務 ③主審…事実に基づいて各ラリーの結果を判定すると共に、正確なジャッジと宣告により、スムーズな競技進行に心掛ける。 そして、競技を盛り上げると共に、効果的に競技を管理し、競技者が不審を抱かぬ様にする。 ④副審…主審との任務の分担を確認する。 「正規のサービス動作」「ネットサービス」「外部からのボールの侵入」 「主審から見えない位置のエッジ」の判定は主審と同等であるので正確に判定する。 2-2主審の業務 ① 対戦表の競技者の氏名、所属、ゼッケン、服装、ラケットの確認。 ②「ボール」「サービス、エンド」をジャンケンで選択。 ③対戦表に「S」「R」と記入する。 ④規定の練習。 ⑤マッチ開始の宣告。 「○○(名前)VS○○(名前)、ファースト・ゲイム○○(サービス者名)、トゥ・サービス、ラブオール」 ⑥マッチ終了の宣告 「ゲイム&マッチ、トゥ・○○(勝者名)」 どんな卓球大会でも、皆んな審判員になります。 プレー以外の事で、後味の悪い試合の話が無い様に、心掛けて行きたいですね!! |
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