2013年04月02日更新
卓球競技の「レット」の宣告と義務  (その2)

写真:卓球競技の「レット」の宣告と義務  (その2)

卓球競技の「レット」の宣告と義務  (その1)からのつづきです。

《競技の中断》
他コートからのボールの侵入
競技者をビックリさせる程の大きな突然の騒音等‥
※ラリー結果に影響しうる競技条件の乱れによる時は、ラリー終了を待ってから、
その影響が重大か判断するよりも、直ちに「レット」宣告して中断するほうが良い。

※審9・3・1・2 ラリー開始時に既に存在していた障害に関しては「レット」を宣告すべきではない。
   *例えば…ダブルスパートナーの衝突、フェンスを超えてしまったことにより
正しいリターンができなかった場合はレットの対象とはならない。
しかし相手に不利になる競技条件の乱れが生じた場合は「レット宣告」認められる。

※審9・3・1・3競技中相手競技者の汗がボールに付着し、その為正しくリターンできなかった場合、
その事実が主審に認められた場合は「レット」となる。

※競技中ボールが破損した場合「レット」となる。
※日1・9・2・1サービス、レシーブの順序またはエンドの誤りを正す場合。
※日1・9・2・2促進ルールを適用する場合。
※日1・9・2・3競技者またはアドバイザーに注意、警告又は罰則を与える場合。
※日1・9・2・4ラリーの結果に影響が及ぶ程に競技条件が乱された場合。

《レシーバーがまだ用意できていない場合》
審9・4・1レシーバーがまだ用意できておらず、サービルされたボールのリターンしようと
試みない限りにおいて、主審は「レット」宣告できる。
しかし、レシーバー側がレシーブの動作を行わないという事実自体はレットを正当化するものではない。
主審としては実際にレシーバー側が用意をしていなかったのか、あるいは単に難しいサービスと
思われる故に、リターンしたくなかったかを判断しなければならない。

《車椅子の場合》
日1・9・1・5・2レシーバーのコート上で止まった場合。
日1・9・1・5,1レシーバーのコートに触れた後、ネット方向に戻った場合。
日1・9・1・5・3シングルスでレシーバーのコートに触れた後、左右のサイドラインを横切った場合。
*審9・5・1 ボールが1回又は2回バウンドをしてからサイドラインを切ることがあるが、
シングルにおいてボールがサイドラインに向かって飛んでくる時に、
サイドラインを横切る前に打球したり、台の上で2回バウンドする前に打球した場合は、
そのサービスは正規のものとみなされ「レット」にはならない。
尚、2回以上バウンドしてサイドラインを横切る前にレシーバーが打球した時は、
サーバーのポイントと成る。


う〜ん 「レット」なかなか奥が深いですね^_^;
障害者ルールはもっと難しい判断しなければならない様です。
ローカル大会であっても、揉めたり不快な思いをしたり、させたりしないよう
ルールブックには目を通す事も大切なんだと、今更ながら感じています☆彡