2013年03月19日更新
「スポーツ」と「歯」

写真:「スポーツ」と「歯」

スポーツにおける歯の重要性を感じたことはありますか?
私は数年前に奥歯を痛めて歯医者さんへ長い間通った経験があります。
インプラント保護のため、「マウスガード」を勧められましたが、
卓球試合時に装着している人を視たことがないため、はっきりお断りしました。

しかし、その後「スポーツと歯の関係」をあるスポーツ情報誌で知り、
歯医者さんの薦めた意味が理解出来ました。

卓球試合時には装着していませんが、睡眠時に歯ぎしり防止と噛み合わせを考えて
使用しています。
年齢を考えより一層歯を大切にしたいと思っていることが、卓球パフォ-マンスにも好影響を
及ぼすかもしれません。

歯の役割を見なおしてみましょう!!

咀嚼が身体機能アップ…(・_・;)
噛む筋肉を動かすと握力や背筋力アップし、その情報が全身に伝わり、
身体がウオーミングアップされた状態になります。

また、体の平衡バランスが高まる、動体視力がアップするなどの効果もあるとのことです。
野球やゴルフには「間」が有り、咀嚼でアイドリング状態を作り出すためガムを噛んでいる
選手を見かけるのも納得します。


「マウスガード」の一番の目的は「外傷予防」です。
「マウスガード」は軟質でできていて強く噛んだ事により、脳がからだにパワーを
出すように指令を出し、それがパフォーマンス向上につながると考えられています。

一般スポーツ愛好者の「空手」や「ボクシング」は勿論のこと「ラクビー」や「レスリング」
「サッカー」「テニス」「野球」とマウスガードは幅広いです。
中高年のゴルフ愛好者で成績が落ちてきた方が、マウスガードを試したら飛距離があがり
顎が安定されたため、パターでバランスが保たれ成績アップしたという話もあります。

「火事場の馬鹿力」という言葉も「歯」が関係していて、強く噛むと筋肉には
ダメージが掛かるものの、いつも以上のパワーが出せる様になると言う事です。
スポーツ競技においても同じ様な事が起こります。

普通、心理的限界の中で競技をしているのですが、喰いしばる力を利用して
その限界を超える事ができる。
心理的限界を超えて生理的限界までくる事で、パフォーマンスが大きく向上しています。

マラソン選手の中でも、以前は筋肉を痛めたり転んだりしていた事が多かったそうですが、
歯並びを矯正して噛み合わせを良くしてから、このような事が激減したそうです。


勿論、虫歯や歯周病などトラブルがあると筋肉に力が入らなくなったり、
痛みで卓球の試合競技に集中出来なくなっては大変ですから、
スポーツにおける歯科の重要性もしっかり理解していきたいと思います(ohtuka)