2013年01月21日更新
「全日本卓球選手権」最終戦-その2

写真:「全日本卓球選手権」最終戦-その2

「全日本卓球選手権」最終日の男子シングルス(MS)準決勝は12時15分位から始まりました。

シングルスの8強は
「平野友樹(明治大・山口)」VS「丹羽孝希(青森山田高・青森)」
「岸川聖也(スヴェソン・東京)」VS「松平健太(早稲田大・東京)」
「松平賢二(協和発酵キリン・東京)」VS「大矢英俊(東京アート・東京)」
「張一博(東京アート・東京)」VS「水谷準(beacon.LAB・東京)」


・丹羽選手と平野選手の戦いでは、とても信じがたい程のプレーが続き観客席からも、
ため息混じりの声援が聞こえていた。

・水谷選手と張選手の戦いは、長いラリーの応戦が続き、水谷選手のあのロビングで
コースを突き張選手のミスを誘う。
お隣席では「フォアにロビングを入れ続ければ、張選手はミスをするよ! ホ〜ラナア〜〜」との解説です。

・岸川選手と松平健太選手は3-1とリードし、岸川選手を後ろに下げるラリーで終始押していた。

・大矢選手との戦いでは、松平賢二選手も弟健太選手の頑張りに、負けまいと頑張ったが、
大矢選手の身体全体のバネが弾ける力強い卓球で、4−0とストレートで押されてしまいました。


男子シングルス4強入りは
「丹羽孝希(青森山田高・青森)」VS「松平健太(早稲田大・東京)」
「水谷準(beacon.LAB・東京)」VS「大矢英俊(東京アート・東京)」


男子シングルス決勝
「水谷準(beacon.LAB・東京)」VS「丹羽孝希(青森山田高・青森)」



丹羽選手は1セット目は8本で勝ったものの、2.3.4セットは水谷選手の連取で、
誰もが水谷選手の優勝を確信したであろう3−1から水谷選手を逆転してしまった。

勝敗を分けたのは、ゲームカウント1-3と追い込まれた第5ゲームでは、
水谷選手の4連続得点で8-7と迫られた場面で、丹羽選手がタイムアウトを取った。
この後、丹羽選手の絶妙なサーブ出し、水谷選手に考える隙を与えません!

ここから、強気で攻めプレーの流れが変わってきた。
開き直り、積極的な攻撃で3点連取した。
オリンピックを経験した丹羽選手は、尊敬する水谷先輩に食らいつき…大変な成長が伺えました。


この「全日本」では、多くの選手が力をつけて来ているのを観させて頂きました。

しかし、6度目の優勝を狙っていた水谷選手だが、昨秋、ラケットのラバーを貼る「補助剤」の
ルール厳格化を求め国際大会から離れていたなどがあり、丹羽選手の開き直りに比べ
消極的に成ってしまったそうです。

日本の若き獅子達の活躍、5月の世界選手権が大変楽しみになって来ました。