2013年01月12日更新
近年の卓球界事情は……
シンガポール国家チームが、中国女子卓球の最大のライバルであり、2008年から 12年までに4度、団体決勝戦で中国とぶつかっていました。 2008年世界卓球選手権モスクワ大会では8連覇の中国チームを圧倒し、奇跡を起こしました。 しかし、王越古、李佳薇と孫バイバイが引退した後、シンガポール卓球女子チームの 実力は落ちていると言います。 こんなシンガポール事情から、今後、日本と韓国が中国の最大のライバルとなる 可能性があるとみられています。 試合の経験も実力もある福原愛選手や石川佳純選手、平野早矢香選手は力が最盛期で、 オリンピックでシンガポールを圧倒し、その実力を証明したのを皆さんは覚えていますか? また、日本チームは強い団結力と精神力を持つチームになっています。 男子卓球事情はどうでしょうか? 少しだけ世界男子の卓球史を振り返ってみましょう! 1950年代、欧州中心の世界の卓球界に衝撃を与えた日本の攻撃卓球。 1960年代に入り、そこに中国が加わり、世界の戦いの図は日中対決となった。 そして、文化大革命による空白のあと中国が1971年に世界の舞台へ復活したのと同時に、 復活の糸口を掴んだのは欧州卓球だった。 1971年、シングルでスウェーデン、ダブルスではハンガリーが優勝した。 その後は守備偏重のプレースタイルから両ハンド攻撃スタイルへ着実に移行して行きました。 1973年にスウェーデンが、1979年にハンガリーが団体優勝。 この辺から、徐々に中国が復活してきている中、1980年はスウェーデンが欧州卓球の 旗手として台頭してくる。 1989年の世界選手権で王者・中国をスウェーデンが倒しそこから一気に世界の潮流は、 この欧州の小国スウェーデンに流れていった。 1990年代は、「ワルドナー、パーソン」を中心としたスウェーデン勢に「フランスのガシアン」 「クロアチアのプリモラッツ」「ベルギーのセイブ」「ドイツのロスコフ」「ベラルーシのサムソノフ」などが続いた。 まさにヨーロッパは個性的な選手が続々と出現した。 しかし、2000年スウェーデン、2003年のシュラガー、シングルス優勝を最後にヨーロッパ からチャンピョンは生まれていない。 これだけではなく、現在では世界トップで活躍しているのは「ドイツのボルとオフチャロフ」の二人しかいない。 此の儘ではヨーロッパ卓球は沈下してしまうのでしょうか? これに歯止めをかけようと欧州卓球の復活のキーになる2つのプロジェクトが動いている。 それが「(WSA)ヴェルナー・シュラガー・アカデミー」と「(LMC)リープヘル・マスターズカレッジ」です。 目指す方向は「欧州卓球の復活、中国に対抗できる選手育成」で、ヨーロッパ選手だけでなく アジア選手も受け入れている。 日本では…… 日本のトップ選手も、ドイツに行って卓球を磨いた。 坂本選手、岸川選手、水谷選手、高木和選手というように、中学、高校時代からドイツで一緒に住んで練習して、 3部リーグから初めて1部リーグまで上がって、国際大会にも出るチャンスを貰って力をつけてきた。 そして今現在では、日の丸を付けて世界を夢見る高校3年生「小澤吉大選手」が、ブンデスリーガ2部リーグで 1番手としてプレーしている。 国技であり、国家プロジェクトが充実している「中国卓球」を目指して歩んでいく、 世界卓球はこれから何処に進んでいくのでしょうか! 男子も女子も、中国の背中は見えてきていますね! 1月15日〜20日に東京代々木第一体育館で行われる国内最高峰の大会! 「全日本卓球選手権」でジュニアから日本トップ選手〜〜 こんな卓球の歴史も頭に浮かべながら、全日本最強の猛者を決める戦いを見逃さないよう… 皆さんと一緒に応援しましょう☆彡 |
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