2012年07月24日更新
卓球「福原、石川選手」の五輪メダルへ準備したものは!!

写真:卓球「福原、石川選手」の五輪メダルへ準備したものは!!

7月23日にロンドン五輪で卓球初のメダルを狙う代表福原選手と、石川選手のスペシャル番組がありました。
あと数日でオリンピックが開かれますが、お二人の五輪は既に始まっていたのですね。

番組はアジア大会で、中国の真っ赤な国旗が4つ掲げられて、1位から3位を全て独占した映像を観ました。
そして個人世界ランクの1位から10位まで中国人選手が占めていて、その中の二人は中国帰化選手のシンガポール、7位に石川選手、9位に福原選手となっています。

国別に見ても中国、シンガポールに続き日本は3位です。
メダルのカギを握る団体トーナメントのシート権は第一シートは中国で、此の儘ではいけないと、五輪前に二人の個人ランクを上げる戦いは始まりました。


石川選手は昨年の全日本選手権で福原選手を下し、世界ランクも日本最高峰の7位と成りました。
世界からも注目され、シンガポールでは仮想石川選手まで作り練習したり、格下の選手には負けられないという重圧もかかり、卓球の調子を崩していましたが、本来の自分を取り戻す努力で30種類もの回転の違うサービスを身につける練習に取り組んだり、先輩の平野選手や福原選手を見習い卓球ノートをつけたり、体操金メダリストの「富田選手」にアドバイスを受けたりしていました。

その「富田選手」からもらったアドバイスは、ポイントを取られ負けそうに成った時に、どうしようと思うのではなく「気持ちをリセット」することでした。

リュウ・ジャー選手との試合で、ボールを蹴ったとイエローカードを付きつけられたが、「気持ちのリセット」で3−2から逆転勝利へと結びつけました。
そして世界個人ランキングも6位と上げることが出来ました。


福原選手は防戦一方での戦いで、石川選手に全日本選手権で敗戦しました。
初めて年下選手に負けたショックが大きい時に、お姉さんコーチの張さんから、石川選手の決勝を観戦するように言われ気持ちの整理ができない侭、観戦したそうです。
そして、石川選手の切れのあるフォアハンドスマッシュを観て、世界に通用するフォアハンドを身に着けたいと思ったといいます。

ここから、福原選手は嫌いだった筋力トレーニングにも力を注ぎ、強力なフォアハンドを支える為の強靭な下半身をトレーナーに付いて鍛えた。

今年の1月に、全日本選手権で再び石川選手と戦い、強烈なフォアハンドスマッシュで石川選手のお株を奪い、初優勝して特訓の成果を試すことが出来ました。

個人ランクを上げる為に、ブラジルで開かれた国際大会で、シンガポールのリー・ジャーウェイ選手との試合では4−0の快勝で勝利して世界個人ランキングも7位と上げることが出来ました。

お二人の頑張りで、国別ランクも2位が確定し、第一シートの中国とは決勝まで当たらない第二シートを獲得できました。

これでオリンピック前、日本卓球界「悲願のメダル」獲得に準備が出来ました。
      頑張って下さい…石川、福原、平野選手…