2012年07月19日更新
卓球基礎講座 24−2 「サービスの戦術」

写真:卓球基礎講座 24−2 「サービスの戦術」

サービスが上手くなる為の考え方として「コースと長さ」「回転の強さ」「高さとスピード」という3つの要素に分けて考えることで、本質を理解して練習を積んでいきたいですね。

■コースと長さ
・コースを考える場合、卓球台を横に…「フォア」「ミドル」「バック」の3つに分ける。
卓球台を縦に…「前」「後ろ」の2つに分ける。
しっかりと狙った位置に出せるように練習を重ねることです。
どんなに回転をかけたところで、コースが甘いのでは良いサービスではないですね^^;

・長さについては…「短い」サービスが相手コートに2バウンドする長さ、「長い」2バウンド目が卓球台から出る長さと考える。
「長い」サービスを出す場合、相手は台の外でボールを捉えられ、大きくバックスイングを取ることが出来る長さなので、返球の意識を持って出すと良いと思います。


■回転の方向と強さ
下回転のかかっているボールを相手が打つと、ボールは下に落ちます。
横回転のかかっているボールは、受けてから見て回転の向きと同じ方向にはねます。
それに、回転の強さにより、その影響を受ける度合いは変わります。

受け手がミスをする可能性が高くなるのは、より鋭く回転をかけると影響が強くなります(この時は、それまでの試合組立などが)無視する形となるかも知れません)


■高さとスピード
前記の2つの要素に比べると、あまり気にしない人が多い様ですが、実は大変重要な要素だとおもいます。

・高さでは…
レシーバーが取りにくいサービスは…バウンドの高さをできるだけ低く抑えたサービス
(注)特に短いサービスが浮いてしまうと、簡単に強打されてしまいます。

・スピードでは…
速いほうが強力な武器となる可能性が高くなります。
特に長いサービスでは、「スピード」が、そのサービスの威力を決定づけると言っても過言ではない様です。

このサービスの戦術が、しっかり出来ている選手は、その後の試合パターンに繋がっているのを、試合経験の中で感じています。
また、良いサービスを出したいが為、サービスのルールを無視して試合を遣っている人も沢山いるようです。


サーブ練習をしていると、できた時、ダメな時の理由がはっきり見えてきます。
この練習経験を覚えていると、試合中ミスした時には、つぎのサービス時に同じミスを防げていますよ〜(O)