2012年07月05日更新
休んだあとに強くなる

写真:休んだあとに強くなる

高校時代の卓球部に所属していた時期…
いま、振り返ってみると、私にとって一番の伸びざかりの時期だったのだろう!
しかし、私の卓球部時代は、先輩後輩の関係などで精一杯…気持ちの入れ方が
技術だけに向いていたならば、インター杯を経験したかもしれない(^o-)

この伸びざかりを逃した私は、子育て後に卓球の面白さに嵌まり、
正社員で会社務めをしながら、卓球との両立をして30年近くになります。

この会社員だった時は、土曜、日曜ともう一日ウィークデーの夜に、
主人の協力を得て、仕事から帰り、ご飯支度後、練習をしました。
若かったのでしょうね(^0_0^)
今、思うとよく続けたものだと我ながら感心しました。

周りの卓球仲間は、毎日の様に練習が出来ていて、羨ましかったが、
仕事中移動するときのエレベーターで書類片手に、独りきりの時には、
素振りや体重移動の足の動き等、コソコソ体を動かして頭の中が卓球に成った時も
ありました。(^_^;)
 
社会人の場合、私と同じ様に仕事をしている為に、練習時間が満足に取れない、
又、身体の故障等で思う様に練習ができないと言うことは、皆さんにもよくある事と
思います。

本を読んでいたら、「休んだあとに強くなる」とか書かれていました。
興味深いですね!
休んでいて強くなれるなら、嬉しいなんて思ったのではないでしょうか(^_-)-☆

十分に練習ができない侭、試合が迫ってくると当然焦りを感じます。
「焦り」だけでなく、試合に対する「あきらめ」が出てくる事もあります。

そんな時「怪我をしたら…」「忙しかったから…」と他人に対して言う事で
「自分は今、故障で練習が出来ないんだ!」「仕事で練習する隙がないんだ!」
と一人勝手に思い込んでしまう人もいますが…怪我を悪化させない練習方法を探せば良いし、忙しい時は、寝る前の30分だけでも、何かトレーニングをするというように
工夫ができるはずとかかれていました。

練習が出来ない事をマイナス要因として考えやすく「練習をしてないから負ける」
という気持ちは、負けた時の自分自身や仲間への言い訳を用意して試合をすれば、
当然負けるのは目に見えているということです。


「レミニッセンス効果」という言葉が書かれていました。
これは「回想、思い出せるもの」という意味だそうです。
練習の学習パターンの一般的な曲線は、練習のやり始めは勢い良く技術が伸びていって、
その後、中間で間があり、練習の最後の方になると再び伸びるというものです。

このあまり伸びが見られない時期に休みを取る事で、逆に練習をそのまま続けていくよりも、効果が現れる場合があるというのです。
この理解は難しいですね! ただ単に休息を取る意味ではない様です。

行き詰まった時に休むことで、疲労がとれたり、ヤル気がまた復活して、
一気に力がグーンと伸びたりすることのようです。

こういう目で、周りを見ても、卓球を始めたばかりの人で、
コーチの言う通り素直に技に取り組んで上手くなったなあ~と思えてきた人も、
自分でこれを感じたり、人から上手くなったねえ〜と声かけられ、
欲が出てくるのでしょうネ!

アチラコチラで我武者羅に練習している姿を見かけます。
しかし、どんどん違った形に磨きがかかって来てしまう人が多い様です。
そしてコーチからの指摘にも納得しにくく成るのでしょうか?

行き詰まった時には、一息入れることで、他の選手をよく観察でき、
自分のやるべき事がはっきり見えてくるのでは…
こんな「レミニッセンス効果」を試してみたいと思っています。


社会人だった頃は、練習出来なかった分“練習したい”と言う気持ちが練習時には
集中心が増して良い練習をしていたのでしょう!
現在いつでも練習できる環境になった時と、あまり変わらないのだと感じています。


練習をする時、休む時にもプラス思考で心身共に良いエネルギーを持ち合わせた
良い状態で練習を積んで、試合の時に自分に言い訳をせず戦いたいと思います(O)