2012年05月22日更新
「ラケット」の削り方

写真:「ラケット」の削り方

卓球教室では、週ごとの課題やテーマをもとに、行われているのでしょうか。クラスによってはラケットの握り方(グリップ)から始まっていると思います。そこで私が、教室等でいつも気になっている1つを、挙げてみますね。

それはグリップというか「ラケット」です。

特にペンホルダーラケットを使われている方でしょうか。どうも、上手く握れていないんですね〜。
削る作業が少ないためなのか、ボールに対して、いい角度が出せていないようなんです。
力が入っていないというか、力の入らないグリップとでもいうんでしょうか。操作性のあまり良くないグリップに見えてしまうんですぅ。“私だけでしょうかねぇ〜?”

ペンフォルダーの長所、指と手首の可動範囲を狭めてしまっているようで“モッタイナイお化け”が出ちゃいますよ。

シエークハンドと違いペンフォルダーは、もともと削るように作られているんですよ。この作業が、初めての方(特に女性の方)には至難の業なのでしょうね。
しかし「手の働き」をしてもらうための加工の作業は、少なからず必要なんですよ。

削り方のポイントといたしましては「力が入る」ように削ることですぞ。削る道具は、カッター・金やすり・紙やすりがあるといいですね。
指の位置を調整し、表面及びグリップエンドの裏面の人差し指・親指が当たる箇所(痛い部分)を少しずつ削っていくことです。

削り方は、カッターで平らに少しずつ削り、金やすりでカーブをなめらかにしていき、仕上げは紙やすりという手順で。これは、一度では決まりませんよ。何度も握り直しては、打って確認し、ご自分の手に合わせていくことが大事なんです。

手間もかかり、とても時間のかかる作業です。手のように「自由が利くラケット」になってもらうには、この作業が欠かせません。これも卓球の一部とお考えくださいね。
でも、マイラケットが“マイハンド”となる頃には、卓球が面白くて溜まらなくなっていること思いますよ。(^J^)

で〜色々と書いちゃいましたが、初めての方には勝手がわからず、現実問題、ちょっと難しいかもしれません。
当然といえば当然ですかね。どういう風に削るのかなんて、分かるわけがありませんよね!!

そこでもし、ご自分でやられるのがご無理なようでしたら、買ったお店の方にご相談して、少し手助けをしてもらうっていうのは如何でしょうか。
そこから後はご自分で、微調整をしていくという形の方がいいかもしれませんね。

あと〜グリップは人によって違うのが当たり前なんですけど、機会があれば、上手な人のラケットを、一度握らせてもらうというのもいいですね。「こういう感じなんだぁ〜」っていうイメージが、少しでもつくと思うんです(もちろん承諾を頂いてからにしてくださいね)

次に「シエークハンドラケット」についてです。基本的に削る作業はしなくてもいいでしょうね。
人により、気になる箇所の修正は必要かとは思います。

くれぐれも“削りすぎ”と“ケガ”には、十二分注意するぐらい注意してくださいね。(山)